ちょっと前から話題になっていますね、ETC非搭載車の料金値上げ。
報道によれば、国土交通省が来年度にも通行料金を値上げする方向で検討しているのだとか。
国交省の話では、「ETC非搭載車の料金徴収のために人件費などがETC搭載車の5倍かかっている」との事。ま、料金所のブースに人がいる訳ですから人件費などはかかりますよね。
ネットでも話題になっている様で、中には「ETC搭載車の料金を1/5にしろ」という訳のわからない言い分もあるようですが(笑)
※5倍なのは料金徴収のコストで、道路の建設や保守費はどちらも一緒だから1/5になるわけない
私、個人的に正しい説明なのは「ETC非搭載車の料金値上げ」じゃなくて、「色々な原価高騰による料金値上げの中でETC搭載車はコストがかかっていない分の値引き」なんだと思います。こういう説明をしないとね。
もっとも、ETC搭載車だからコストがかかっていない訳じゃなくて、料金所の設備や計算,回収の費用は結構かかっているのですから、必ずしも「ETCだからコストが掛からない」というのも間違いなんですが。
※この辺は結構前になりますがデータセンター関係の人から話を聞いた事があり。
※ついでにETCは料金徴収の人がやってしまうというネコババがない分、回収率が良いという話もあり。
4輪用のETC端末は導入当初に比べると劇的に値下がりしましたし、2輪用は割高とは言え台数の問題もあるから仕方ないでしょうけれど、ETCカードがねぇ。
クレジットカードを持たない(持てない)人にはハードルが高いですよね。クレジットカードが無い人向けのパーソナルカードもイニシャルな費用が結構高い(デポジットで最初に4万円以上ないとね)のも。たまにレンタカーしか乗らない人に、ETCカードだパーソナルカードだっていうのもね。
ネットには「コンビニなんかでプリペイドカードを売る」っていうのがありましたが、残高不足の時はどうするの?という問題が残っているとはいえ、こういう案も国交省さんには検討してほしいですね。