以前、安保関連法案の際に「報道は反対ばかり。賛成の意見も聞いてみたい」として炎上したタレントさん。
今度は新語流行語大賞で「保育園落ちた日本死ね」の流行語大賞トップテン入りに「とても悲しい気持ちになった」とTweetしたのですが、謝罪する羽目になったようです。

「『保育園落ちた日本死ね』が流行語。。しかもこんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました。きっともっと選ばれるべき言葉や、神ってる流行あったよね。。皆さんは如何ですか?」(原文のまま)

この選考理由は「このフレーズが先導するようにして大きな社会問題を現出させた」(選考委員会)というものだそうですが、このTweetに対して同感とする意見の他に、「この言葉のおかげで待機児童の問題に政府が本気で取り組んだ」とするTweetもあったようですね。で、「待機児童の問題がわからないのか?」等と叩く人が現れる。

わたしはこのタレントさんの意見に全く同感です。
確かに、待機児童の問題が大きく取り上げられた成果はあります。が、新語や流行語として選ばれるのは違和感ありです。
以前は「新人類」とか「セクシャルハラスメント」,「小泉劇場」の様に流行だけではなく夜の流れを切り取ったり世間を風刺するといった新語や、「ワイルドだろぉ」,「ダメよ〜ダメダメ」の様な流行の言葉まで幅広く選ばれていますが、多くの人が「そうだよね」と思えるような言葉が並んでいたはず。そして、その言葉は汚い言葉ではなかったはず。

世の中に問題があることを知らしめたからといって、受賞というのは・・・違和感ありです。