なんだかんだでもう20年くらい使い続けているBecky!。
Windows用のメーラーとしては手放せません。

ですが、複数のPCで使っているとそれぞれのBecky!との間で同期を取るのが面倒です。
何も悩まずにどのPCからも同じ様にメールの読み書きをしたいもの。

メール本体については、以前はPOP3を使っていたものの、ここはIMAP4を使うことでなんとかなりました。
※正確には1台だけIMAP4とPOP3の両方を設定したPCがいて、アーカイブの役割も果たしています。

メールを書く際に便利なのはアドレス帳ですが、今まではBecky!のアドレス帳をDropboxで共有していました(こんな感じですよ)
これはこれで便利なのですが、Windows以外の端末でアドレス帳が共有出来ないのは不便。
例えばWebMail(RainLoopを動かしたり)やAndroid端末にiOS端末とかはこの方法が使えません。
前々から気になっていたのはCardDAVという方法で、これならば割とOSとかアプリの壁を乗り越えてくれるはず。Becky!もCardDAVに対応しています。

なのですが、CardDAVを使うのにザッと調べると、Googleさんのgmailのアドレス帳を使う例ばかりです。
gmailのアドレス帳というか、Googleさんの方はアドレス帳というより電話帳としてスマホの電話番号管理に使っていて、電話帳とアドレス帳を分離したかったのです。まぁ、ほとんどは気分の問題ですが(笑)
CardDAVを積極的に採用しているサーバ屋さんもあまり多くはないようで、色々と試した結果NextCloudでCardDAVサーバを作りました。これは追々書きますね。

以前から何度もNextCloudとかownCloudでCardDAVサーバは作ったのですが、どうも思ったようにBecky!のアドレス帳の共有ができません。
その為、まずはNextCloudで作ったCardDAVサーバに対してRainLoopとか、ThunderBirdにCardDAVのプラグインを入れたものでテストしました。おお、ちゃんと動くじゃん!!
でも、Becky!では・・・ね。

色々試した結果、以下の様に落ち着きました。

アドレス帳の名前 分かりやすい好きな名前を付けましょう
サーバ名 carddav.levico.infoとか。
ユーザーID NextCloudのユーザーIDですね
パスワード NextCloudのパスワードですね
初期パス /remote.php/dav/addressbooks/users/ここはユーザーIDです/contacts/

こんな感じです。

今のところ分かっているポイントは、サーバ名では単にサーバのドメインです。「https://」とかは不要です。
初期パスはGoogle等はいらないようですが、NextCloudでCardDAVのURLが以下の様な場合、

https://carddav.levico.info/remote.php/dav/addressbooks/users/ここはユーザーIDです/contacts/

赤の部分がサーバ名青の部分が初期パスとすれば良いようです。

ひとまず今日の所はここまで!(^ ^)

追記:
以前、Becky!のアドレス帳をDropboxで共有していると書きましたが、今も共有していたためあるPCのBecky!でCardDAVの設定が終わった後に他のPCのBecky!を立ち上げたら、既にこちらのPCでも反映されて設定済みでした(笑)