1月5日の午前中、首都圏は緊急地震速報が鳴りましたね~。
久々の緊急地震速報ですが、「来るか!?来るか!?」と身構えたら、全く揺れず。
震源地に近い茨城県あたりは揺れたようですが、それでも震度3程度で緊急地震速報の鳴る範囲ではなかったようです。

「あれあれ?誤報か??」

今回は単純な誤報ではなかったようです。確かに茨城近海で地震は起きました。それだけではなく、富山県でも同時刻に地震が起きていたようです。
緊急地震速報は地震を検地してから震源や震度を計測で予測し、一定の基準を超えたら対象地域に通知をします。
今回は離れた地域でほぼ同時に地震が起きたため、非常に大きい地震が起きたと計算してしまったとの事。
離れた場所で同時に地震が起きるなんて、なんていう偶然なんでしょう!!

今回は結果として予測を間違えて速報を出してしまいましたが、これはしょうがないです。
勿論、正しい情報である事が望ましいのは当たり前ですが、同時に地震が起きるなんていうのはシステムの設計時に盛り込まれていなかったか、盛り込まれていてもあまり作りこまれていなかったのでしょう。今回の件を契機にシステムのブラッシュアップが進むのですから、決して悪いことばかりではありませんよね。

とは言え、巷では「誤報だ!」とか「緊急地震速報が鳴っても数秒~数十秒では意味が無い」といった意見が続出しているらしいです。あぁ、数ヶ月前のJアラートの時と同じだ!(笑)
難しいですよね。既に起きた事を通達するのではなく、緊急地震速報やJアラートはこれから起きる事を予測するのですから。そして事前に「どこどこでこの位の規模の地震が起きますよ~」とか「どこどこにこれ位の破壊力を持ったミサイルが着弾しますよ~」なんて予告されていないし。
先も書きましたが、開発や運用の皆さんにはブラッシュアップを進めてもらって、より高精度のサービス提供を期待します。その反面、何かと言うと未来予測系のシステムで発生する誤差や誤動作を声高に批判する人達って、どういう生活をしているのかしら?と思いますよ。どんな人間だって数秒先に起きる出来事ですら確実に予測できる人なんて居ませんよね?誰でも数秒後が確実に予測できるのならば交通事故から身を守る事が出来ますし、明日洗濯物を干せるかどうかを天気予報に頼らずとも決められますから。

よく当たるという占い師だって確実じゃないし、神(と言われた人)が残した予言だって絶対当たるわけじゃないのは皆さん知っているはずなのにね(笑)