箱根の発想の転換
ちょっと興味深い記事を発見しました。
このBlogでも何回か書きましたが、箱根は昨年大涌谷付近で噴火警戒レベルが上がった為、ホテルや旅館といった観光施設は予約のキャンセルが多数あり、経営上は厳しい状態になってしまった様です。
その様な中、記事で紹介されている箱根ホテル小涌園さんは「昨年御嶽山の噴火があり、消費者は非常に敏感になっている。ただし、我々は温泉で生きているわけですから、そこに火山はある」という考えから、従業員に対して避難訓練を繰り返し、万が一の時の対応力を高めると共に、外国人観光客向けへの情報発信を強化したそうです。
外国人観光客はリスクに対する考え方が根付いているので、「大涌谷周辺は警戒区域だが箱根ホテル小涌園周辺は警戒区域ではない」という事をキチンと把握し訪れたとか。実際に、外国人観光客の宿泊者数は年間1万5千人から2万6千人ほどまで増えているそう。
危険な場所は敬遠するというのは基本ですが、闇雲に「危なそうだ」と考える前に正確な情報を入手し判断するというのはちょっと感覚が違うのでしょうね。
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