このナンバープレート、どこか見慣れない部分はありませんか?
そうなんです。普通ならひらがなで表示される部分が「Y」なんです。
これは、Yナンバーと呼ばれる米軍関係者の私有車両のナンバーです。
※「ヤンキーナンバー」とか「横須賀ナンバー」と呼ばれる事もありますが、沖縄でもYナンバーの様ですから「横須賀ナンバー」ではありませんね。
見た事が無い方も多いと思います。
沖縄と比較してはいけませんが、神奈川県には横須賀基地と厚木飛行場があります。また、キャンプ座間や相模原補給廠もあります。小さな施設まであげればとても沢山の在日米軍の基地,施設があり、多くの関係者が住んでいます。以前よりは減りましたがYナンバーは街中でも見かけます。
TV等のニュースでは沖縄に駐留している米軍人の事件がよく報道されますが、全国的なニュースになっていないだけで、神奈川でも新聞の地方版(横浜版とか川崎版)にはよく事件が起きた記事が載せられています。
これが日本で2番目と言われる、在日米軍の街「神奈川」の現状です。
なるほど・・・
う?ん、難しいです。
私は必ずしも日米安保そのものには反対ではありませんし、少なくとも今までの日本は日米安保の恩恵を受けてきたと思っています。
安保が有効である現状では在日米軍の駐留は意味がありますし、必要な事であるとも思っています。
少なからず沖縄のご苦労が分かるのは神奈川県民ではないかとも思うのです。
航空機の墜落事故は過去に何度かありましたし、犠牲になっている方もいらっしゃいます。
ここ数日オスプレイから水筒が落ちたというニュースが流れていますが、厚木基地では昨年8月23日のエントリーでも書きました通りプラウラーから落ちたパネルが走行中の乗用車を直撃したというのも記憶に新しいです。
基地や駐留している兵士の規模や事件,事故の頻度が沖縄と神奈川では異なりますので単純な比較はできないのですが、沖縄と同様の事が神奈川でも起きているのに、取り上げられ方の差はは何だろう?とも思います。
※横須賀(厚木)は米海軍最大の第7艦隊とその司令部,キャンプ座間は陸軍(在日アメリカ陸軍司令部)なので、かなり規模は大きいはずなのです。
今まで、仕事では厚木基地のある大和市,綾瀬市とキャンプ座間のある座間市を担当していた事もありますし、もっと前は横須賀基地(正確には隣の区画の海自の基地ですが)に出入りしていた事もあります。
厚木基地やキャンプ座間を含む3市のエリア担当をしていた時は、反対派の方とのいろいろお話をさせて頂く事もありましたけれど、一般の方の概ねは反駐留ではないと感じています。横須賀もそうですね。
(資料を見る限り)戦時中の事情は異なる様ですが、事件,事故の取り上げられ方や、住民感情の違いがどこから来ているのかが分かりません。
私のなりの小さなヒントとして、海軍,陸軍の神奈川と、海兵隊が主の沖縄の違いかとも思います。