私の今までの経験では、CATV局のインターネット設備(ISPですね)とか、集合住宅のインターネット化や高級ホテルさんのインターネット化はありました。

今年に入って、特に4月から正式稼働しているのはビジネスホテルさんのインターネット化です。
それまでの案件はそれ相応の予算がありましたから、設備を考える上でもそう悩んだりしなかったです。例えば、CATV局さんだと、「**が欲しい」と言われたら、「*千万円ですぅ?」とか、「*億円ですぅ?」って見積もり書いて、注文を貰えばその枠の中で結構いろいろなフェイルセーフを仕込む事が出来ました。
高級ホテルさんもそれ相応のフェイルセーフに有効な装置を導入されますし、何よりも客層が良い(笑)

今、私が受け持っているのは安い時だと1泊3000円のホテルさんです。当然、有料サービスではないので、コストはかけられません。それでもVoDを同じインフラで流すので、ちょっとだけお金はかかっている方なんですけれどね。
他のホテルさんの設計依頼もきますが、もっとコストは苦しい。それでいて、出来る限りのフェイルセーフの考えを取り入れて、安くて安定したネットワークを設計,構築しなくちゃなりません。何かトラブルがあって障害対応に行ったら赤字ですからね(苦笑)

名古屋に度々出張していましたが、ネットワーク屋10年以上の経験を持ってしても難しい問題ばかりでした。初期設計は別の会社でしたが、だいぶ設定変更を行ったりして、当初より落ち着いて運用できるようになってきました。この事業を統括しているうちの会社のK氏には「随分勉強になった。こんな事考えた事もなかった」と言われる様なトラブルが続出でしたからね。
だいぶ低コストのネットワーク設計(勿論拡張性はバッチリ)も身についてきた2011年の夏です・・・