最近、日々書いている様な気もするが体調不調。
やっとこさ会社に行ってみたら、若い衆が近況を教えてくれた。

お仕事の案件が一つ流れた。

そもそもの発端は客先でもあり、同僚でもあるT氏からの電話。T氏は私と同じ会社であるが、客先に常駐している。そのT氏から仕事をまわすという話だった。
このT氏はこの記事のきっかけでもありモデルとなった人物である。

最初から「この仕事を受けたら危ない」という直感が働いていた。「受けたらトラブルに巻き込まれる」という感だが、「そもそもこの案件自体の存在が怪しい」という雰囲気もあった。
案件の内容を大まかに言えば、サーバのアップグレードと設定変更という内容なのだが、話を聞いていてもどうも要領を得ない。「何をどうしたいのか?」という全体像ですら曖昧で怪しい限り。つまりこのT氏の頭の中には具体的なイメージができていないのである。
私としては引き受けた仕事で失敗はしたくないので、いろいろな情報を聞き出したい。そうしなければ、事前準備やテストもできないし、そもそも仕事量がハッキリしないから正確な見積もりが書けないからであるのだが・・・

若い衆にできるところから調べるように依頼して、T氏からいろいろ聞き出していたところ、どうも気に障ったらしい。「事前にこちらが(発注側のT氏)準備をしないと仕事を引き受けないと言っている気がする」と。いや、こちら側の作業準備をしてくれて言っているのではない。ただ、できる限り具体的な仕事の内容を提示するのは発注者側の役目だと思うのだけれど・・・ね。
これを聞きつけたT氏の上司である課長(この人も同僚であり客である)が噛みついてきた。メールでキレている。こちらは大人の対応。あくまでも冷静にね!

そんなこんなしているうちに、T氏が言っていた仕事の内容がクルクルと変わる。更に若い衆がいろいろと調べて、質問事項を伝えると止まる。
そう、明らかにエンドユーザーもT氏のところも具体的なイメージ作りが欠けているのである。基本的な要件の調査すらまともにできていない。こちらがちょっと詳しく突っ込んだ質問をするとやっぱり止まる。

この案件、ヤバイ。

そう感じた。それでもどうしても見積もりをくれ!と言うので、書いてみる。決して高くは無いと思う。パッとした思いつきでは120?150万位のお仕事。普通にやったらその半分位かな?それだけ余分な手間とトラブル対応に追われそうな気がした。
そういえば、打ち合わせの席上でT氏が非常識な位に安い金額をつぶやいていた。一応このつぶやきを考慮してとっても営業的に80万の見積もりを作ってみた。まぁ、かなりのお値引き価格!
ところが、先のT課長が噛みついてきた。勝手に50万とおっしゃる。挙げ句の果てに「うちからの仕事は引き受けるのが当たり前だろう!」とのお言葉。そういえば、この課長はT氏の他にも同じようにキレたH主任をかかえているんだった(笑)なぁんだ課長もT氏もH主任も同類項だったんだね(爆)

一応出しましたよ、(部長からの話もあって、渋々)50万の見積もり。進めましたよ、事前準備。
若い衆はこの見積もりに大変憤慨していたけれど(これだけ手間がかかって割があわない!=私もそう思うけれど、売り上げ確保でしょうがなかったのよ)、一応矛を収めてくれてH君とK君は頑張って調べてくれた。彼らが「この仕事だったらできそう」という確信がもてるまで準備を進めてくれた。もともとIT業界の人ではない彼らにしては結構大変だったと思う。

そこにT氏からの電話。H君が受けたらしい。結局案件が流れちゃった・・・

T氏のところでは最初の調査不足から判断ミスをしていた。こちらで調べるうちに、そもそもやりたかった事ができない事として露呈してしまった。で、流れちゃった。

残ったものは何だったのだろう?

  • H君とT君がいろいろ勉強できた。これはプラスの成果。
  • T課長以下、T氏もH主任もみんな同類項。私が入社する以前の担当者がみんな逃げたのがよく分かる! この確信がもてたのは・・・プラスかな?
  • アテにしていた売り上げがなくなっちゃった。これはマイナスだなぁ。
  • 一時的にでも私の精神状態が悪くなった。これはマイナス!(笑)

まぁ、このBlogを先の3氏が読むことは無いだろうけれど、なぁ。

T課長,H主任,T氏

なぜ、あなた達の仕事を歴代のうちの担当者が断るのか?
その理由は簡単。

「同じ会社だと思って甘えている」との趣旨でキレたメールや電話をいただきますが、甘えているのはそちらです。
親しき仲にも礼儀ありではないですが、私はあくまでも会社対会社の仕事として考えています。
そして、専従でできるほどの利益が得られない客先であるのならば、それ相応の対応をするまでです。
それにもかかわらず、恩着せがましい言動と行き過ぎた干渉があるからみんな嫌気がさすのです。

ただ、それだけなんですけれど。わからないでしょうね。