シトロエンでWRカーをドライブしているS・ロウブにいろいろと動きがあるようです。AUTOSPORT WEBから。

まずは、ロウブが今年のル・マン24時間に出場するという記事
そして、今年限りで撤退するシトロエンから何処に移籍するのか?という記事

ル・マンも意外だったのですが、もっと意外だったのは過去にMGトロフィーとニュルブルクリンク24時間を走ったことがあると言うこと。今年、スバルでスポットエントリーしているS・サラザンがF1を走っていたという事は度々マスコミにも取り上げられていましたので知っていたのですが、ラリー(や、ラリークロス等のダートがメインとなる競技)だけではなく、オンロード経験のあるドライバーも多いのですね。
もっとも、2年位前にはGPライダーのロッシがWRCにエントリーしていましたけれど。

また、移籍ですがスバルとフォードに接触しているそうです。

FIAの方向性としてコストのかからない競技目指しているのは理解できます。基本的には正しい方向でしょう。
実際、シュコダや今は撤退しているヒュンダイ(帰ってくるのか?)の例もあります。
しかし、レギュレーションを変えるにあたっていろいろと歪みが生じているのも事実です。先のエンジン規定の件はまだクリアにはなっていませんし、ここ数年の改革でトップドライバーのシートがなくなってしまっただけではなく、プジョーとシトロエンの撤退につながりました(反面フォードは頑張っています)。
そういえば、同じグループのシトロエンがWRCにでてくるのと前後して強い206WRCで花道を飾りプジョーは撤退するという話もありましたっけ・・・
もう少し遡れば、WRカーそのものが高性能な市販車を量産しなくても良いというコストダウンの一環である訳ですけれど、その流れやプロモーションの関係から三菱のパフォーマンスが落ちたと言うこともありました。

難しい問題ですが、良い方向につながることだけは信じていたいところです。