久々にハマったなぁ・・・(USB 3.0)
久々にPCへのデバイスの追加でハマりましたよ・・・
ことの始まりは、1週間ほど前に遡ります。
普段使っているThink PadのX220iにはUSBポートが3つあります。このうち、1つのポートを壊してしまいました。
USBのコネクタって、内部にプラスチックの板(?)みたいなものがありますよね?あれが折れてしまったのです。こんな事、初めてだ・・・やっぱり、オマケで付いてきた安いケーブルは精度が悪かったか・・・
普段はUSBポートが2つもあれば十分なのですが、X220iはUSB2.0しかありません。どうもX220の方はUSB3.0があるらしい。その代り、X220iにはDisplay Portっていうのが付いています。
内臓のHDDを月に1回位、外部HDDにバックアップするのですが、数時間かかります。で、「USBポートが1つ減ったけれど、ExpressCardっていうのがある。ここにUSB3.0のインターフェースを付ければ解決??」と考えたのです。
今回選んだのは玄人志向さんのPITAT-USB3.0R/EC54という製品です。ExpressCardのところにピタっと収まって2ポート付いているのがこれしか見つけられなかったのです(探せば他にもあるのかな?)。
普段はベンチマークテストなんて行わないのですが、今回は試しにベンチマークをやってみましょう。比較とするドライブは以下の通りです。ちなみに、X220iはWin7 Proの32bit版です。
内臓HDD | Lenovoの純正オプション HITACHI製 HTS725050A7E630 7200rpm 500GB SATA/300 |
USB3.0 | I/O DATA製 HDPE-UT1.0 SEAGATE製 ST1000LM024 HN-M101MBB 5400rpm USB3.0 1TB |
USB3.0 | Century製CSS25U3 というケースに HITACHI製 HTS727550A9E364 を入れたもの 7200rpm USB3.0 500GB |
USB2.0 | Buffalo製 HD-PE-320U2 Western Digital製 WD3200BEVT-00A23T0 5400rpm USB2.0 320GB |
と言う布陣です。
次はCENTURYさんのケースに自分でHDDを組み込んだもの。
USB2.0だと・・・
USB3.0は・・・
認識せず!(後述)
最後はBuffaloさんのUSB2.0なドライブ。
まずはUSB2.0
ふむふむ。USB3.0(USBモードで動きます)
おお、少し速い!(^-^)
USB3.0で7200rpmのドライブがどうかみたかったのですけれど・・・ね。
私の環境ではUSB3.0になったからと言って、速くなる!という訳では無いようですね。世間的にはUSB2.0の2?3倍位にはなるらしいです。
さて、本題のUSB3.0のI/F。
このI/FはExpressCard/54というサイズで、RenesasのμPD720202というチップが載っているそうです。
製品のパッケージにはドライバのCDが付いてきますが、なんか不安定かもしれない。
Google先生にお伺いを立てたところ、「デュアルソケット・ザ・ワールド」さんにこのチップに関する情報がありました。
情報をもとに、このサイトからFirmwareとDriverをダウンロードしてきます。私がダウンロードしたのは、FirmwareがVer.2.0.2.0で、DriverがVer.3.0.23.0というものでした(2013年1月4日時点の最新のもの)。
まずはFirmwareをアップデート。なんかWindowsのアプリになっていて、あっけなく終了。次はドライバのユーティリティを実行させて、アップデートをかけます。これも無事に終了。
なんですが、やっぱり挙動が不安定。Windowsの起動直後は正しくカードを認識していますが、何かの拍子にチップをロストします。デバイスマネージャでデバイスのスキャンをかけて再度認識する事もあれば、しない事もある様です。
デュアルソケット・ザ・ワールドさんに回避方法が記載されていますが、そもそもCENTURYのHDDを認識しない辺りで挫折。細かなパラメータまでは試していません。
また、I/O DATAさんのドライブはUSB3.0サポートなのですが、ほとんどUSB2.0の時とデータが変わらないですし、これも心が折れた原因です。HDDの5400rpmが足を引っ張っているのかなぁ??そんなはずはないのだけれど。
まぁ、玄人志向さんの製品ですので、人柱という事でクレームを付けたりすることは無いのですけれど、動作が不安定ですし、カード自体もThinkPadのスロットに入れた後、取り出しにくいし・・・(だいたい工具を引っ張り出してカードを引き抜く)。単にクリアランスが無くて固いのか?と思えば、USBのケーブルを抜こうとして一緒に出てきちゃう事もあるし・・・
私がこういうカードを使うのは実に10年ぶり位で、当時はPCMCIAでしたから比較ができないのですが、カードの抜き差しはこんなものなのかしら?
それより何より、Win7の時代にドライバでハマるとは思いませんでした。昔はよくやりましたけれど、こう言うトライをするのもやはり10年ぶり位かしら・・・
日常的にUSB3.0を使う訳では無いので、しばらく放置する事になりそうです(しくしく)
何か、難しい話ですが、数値で示されると、分かりやすい(笑)
価格コムのASUSの5万円切る、コアi3のPCは使い物になりますかね?
鐵馬さん
「ASUSの5万円を切る・・・」ですが、難しいです。使い方によって、スペックが足りているかどうかの基準が変わってしまうためです。今どきのハードウェアのスペックなら、普通の事務仕事程度は問題ないと思います。
ただ、ノートPCは注意してください。デスクトップとは違って、中で使われているパーツはあまり一般市場に流通していません。よって、一部が壊れても「ちょっとパーツを買ってきて修理」という訳にはいかないですね。
この場合、メーカーに修理を依頼する事になりますが、サービスの体制は正直台湾メーカーのサポートはイマイチだと思います。
ASUSもマザーボード等は大変良い製品を出していて、私も以前は良く使っていました。
ただ、「PCまるごと」となると、ちょっと印象は変わってきます。
個人的な意見ですが、ASUS等は一番私が気にするキーボードの出来があまり良くないです。デスクトップならキーボードだけ交換もできますけれど、ノートだとちょっと・・・
IT系の人にLenovoの評判が良いのは、キーボードの出来が良いからなんです。ハードウェアとしてみれば、ちょっとクセはありますけれど、ちゃんと動くし。
アラー、そうなんですね(笑)
ノートPCだと壊れても修理が出来るのはHDDとメモリ位ですね。もっとも、廉価版のノートPCだと、メモリは直付けになっているので、交換できるのはHDD位でしょう。
台湾メーカーのPCも色々と所有していましたが、Acerでもイマイチでしたね。
ASUSはもっと新興メーカーですから、マザーボード等の部品としては大変良い製品をリリースしていますけれど、PCになると印象が変わってしまいます。
PCに限った事ではないですけれど、物事の基本は「安かろう悪かろう」であり、「安いには訳がある」のが鉄則ですので、割り切って使って頂くには問題ないですけれど、末永くお使いになるならば時間をかけて判断された方が良いかと思いますよ。
余談ですが、IT系でハードウェアとかネットワークエンジニアはPCに「クセ」があるのを嫌がります。趣味であればクセを楽しむのもありなのですけれど、仕事ですから「確実に安定して動作する」,「何かあったらすぐに復旧できる」のが大前提です。
私の経験上、ノートPCだと一番シェアがある(最近は減ったけど)のはLenovo(旧IBMは圧倒的)で、次がPanasonicのLet’sノートでしょうか。あとはDELLがちょっとかな?
国内メーカーのNさんとかFさんも自社ブランドで出していますけれど、現場の人で会社貸与の物はしょうがないとして、個人では自社製のノートPCはあまり買わないみたいです(笑)
恐らくExpressCardスロットの電力供給が足りないのだと思います。
HDDってけっこう電力食いますので。
HDDのケース側に電力供給コネクタがあれば足したほうがいいと思いますが、もしそういったものがない場合には、二股分岐ケーブル(USB3.0用のもの)で接続させるのも手かもしれません。ただこの場合、結局USBポートを2個使うことになるのですが。。。