ここ何年か話題になっていた、日本海での主に北朝鮮漁船によるイカの違法操業。
日本の漁船が夜間に明かりを炊いて集めたイカを北朝鮮の漁船が横取りしたり、妨害したりという事が頻発していたそうです。
※余談ですが、このイカを集める集魚灯を灯すために使う発電機の燃料代が馬鹿にならないと言うことでLEDによる集魚灯の置き換えが色々と研究されているそうですよ。

だいぶ前にマスコミで報道されたのが、海上保安庁の巡視船が行う放水によるお仕置き。
北朝鮮の小型漁船には捕ったイカを冷蔵する装置が搭載されていないため、腐らないようにする為にはその場で干物にするのだそうです。
巡視船は放水でこの干しイカ作りを邪魔するのですって。これは上手いことを考えましたよね!

先日、この様子が動画で公開されていて見てみたのですが、確かに巡視船に備わっている放水銃で漁船に水を掛けて干しイカ作りができないようにしていました。
巡視船が音声や警笛で退去を促しても言うことを聞かない。かといっていちいち接舷もできないし、(一応)漁船ですから威嚇射撃もできない。
それからすれば、放水はかなり安全に実効力を持った方法でしょうね。相手だってせっかく捕ったイカが台無しになるのならば、わざわざそこまで操業しにくる理由も無くなりますし。

とはいえ、海上保安庁の皆さんは苦労が絶えないと思いますし、漁船とは言え過去には漁船を模した不審船という事もありましたので、気をつけて頂きたいですね。