最近はもっぱら遊びと言えば釣りなんですが、中でもハマっているのは度々書いています通称「アジング」と呼ばれるルアーを使ったアジの釣りです。
道具も加速度的に増えてしまっている現況ですが、ついに・・・手を出してしまいました・・・(笑)

それは、「釣り竿を作る」です(^_^)

いやいや、釣り竿は一杯持っていますよ。10年くらい前まで使っていた釣り竿も倉庫なんかにありますから、たぶん40本くらいは持ってます。
アジング用の釣り竿だけで10数本ありますからね。

日本人の良いところであり悪いところでもあるのですが、ブームがやってくるとメーカーさんは一気に開発競争が激化してマニア向けの尖った世界に邁進します。昔の釣り(管理釣り場のマス釣り)とかラジコンもそうでした。今、アジングはブームと言うこともあって、メーカーさんの競争がすごいです。ドンドン素晴らしい製品が世の中に出てきます。
私もその流れに見事に乗っているからこそ、アジング用の釣り竿だけで10本以上持っているわけですが・・・(笑)

概ね、私が出かける釣り場で使うアジング用の釣り竿は揃っています。揃いすぎて予備とか予備の予備まで持っている感じです。
なのに・・・釣り竿を作ってしまいました。あぁ。泥沼に全力で飛び込んでいます・・・

今回作ったのは、まさにアジング用の釣り竿です。ただし、1点だけ違うのは穂先がチタン製と言うことです。
現在の釣り竿はほとんどがカーボン製で、趣向品として竹で作られた和竿などもありますが、まぁカーボン製。これで充分に釣れます。
なのに、本体はカーボンで穂先だけチタンを使った竿をわざわざ作りました。

実は、穂先にチタンを使った釣り竿というのはごく一部で使われ始めていて、それもかなり尖ったマニア用としてメーカーから販売もされています。アジング用も2社から発売されているのですね。で、このチタンを使った竿と言うのは評価が大きく分かれていまして、メーカー製のチタンの竿を使っている人は「なんか期待した程じゃない・・・」という話を聞きます。反面、自分で作っている人達からは「かなり良い!」という話が出てきます。たぶん、まだまだ発展途上だと思うのです。ならば、評価が落ち着くまで待てばいいや・・・と思っていたのが8月の初旬。
ところが、とある釣り場に出かけた時、そこに来ている人達のほとんどがチタン製の竿を使っていました。自作もあれば、市販の竿を改造している人もいますが、チタンロッドの使用率がおかしい位に高い。
※この釣り場、ちょっと気合いが入っていないと・・・ね、という場所です。気楽にフラッと行ける場所ではない。なのでマニアが集まる。

そんなに良いのかなぁ?と思い、ちょっと調べてみたら意外に簡単に作れそうです。「ほぉ~!?」と思っていたら、自宅に部品や道具がバンバン届いていました。私の知らないうちにコビトさんがポチッとしたらしいです。うん。

接着剤が乾くのを待ったりする時間(時間がかかるものだと2~7日間位かかる)がありますので、一気に製作は進められないのですが、それでも1週間ほどで完成しました。

完成した竿のテストに出かけた時の1枚。
右が私が作った5.10ftのチタンティップな釣り竿。左がほぼ同じ長さなので比較用として持って行った34のDFR-511。

とりあえず、釣れてはいます。

自作の竿で釣った約27cmのアジ♪

竹で作る和竿は竹の選定から節を抜いて曲がりを修正して・・・と職人さんが存在するある種伝統工芸品の世界ですが、カーボン製の釣り竿であればブランクと呼ばれるカーボンの棒(勿論釣り竿用として各種生産,販売されている)や色々な部品を接着剤で固定したりで作ることができます。
和竿に比べればお手軽ですね♪

さてさて、チタンティップのロッドですが、実際に作ってみて&使ってみれば、良い面と悪い面が見えてきます。
道具もある程度は揃いましたので、今回作ったロッドをベースに手を加えても良いですし、新たに作っても良いです。勿論、市販品を改造して遊ぶこともできます。あぁ、イケない泥沼に足を踏み入れてしまった・・・ね(笑)