ここ数日、北陸地方の豪雪が凄いですね。各地で平年の数倍の積雪があり、ここまで雪が降ったのは37年ぶり?なのだそうです。
福井県と石川県の県境付近の国道では、わずか10km程の区間で1500台もの車が動けなくなっているそうで(2月6日)、災害派遣出動をした自衛隊が対応に当たっているものの、日が変わった2月7日時点でも数百台の車がまだ動けず、中には30時間以上車内にいたりする方もいらっしゃるとか。

新聞のコラムに書かれていましたが、日本では「○○豪雪」として命名されている豪雪は過去に2回しかないそうです。
最初は38豪雪と呼ばれる昭和38年の豪雪。2回目は18豪雪と呼ばれる平成17年の12月から翌18年の2月にかけての豪雪です。

38豪雪の時は母親はまだ新潟の実家にいたそうで、豪雪地帯として知られる上越地方でも「これは凄い」という状態だったのだとか。

18豪雪は私も経験しました。
16年の12月に大阪と新潟の出張がありました。大阪で機器の改修を行なった後、新潟の上越市で約1週間の作業を行なう予定でした。
大阪までは問題なく到着し、いざ新潟へ移動しようとしたところ列車が止まりはじめました。ならばと大阪から新潟まで飛行機で移動し、列車で新潟から上越市まで戻ろうとしたのですが、空港に着いた時には飛行機の欠航が決まると言う状態です。
しょうがないので途中の富山まで行き1泊。翌朝富山を出発すれば上越で作業が始まる午後には間に合うと言う寸法です。

大阪駅で特急のサンダーバードに乗るために切符を購入したまでは良かったのですが、大阪駅の発車は17時頃の予定だったと思うのですが、列車の到着が遅れに遅れて・・・発車は19時を回った頃だったと思います。運休になった列車や次の列車に乗る予定の人(私の乗る次の特急の発車時刻を過ぎていたしね)も乗り込んだため車内は結構混んでいて、立っている人も多数。
発車はしたものの、除雪が間に合わず途中何度も停車して除雪待ちがありました。そのうち、架線が切れただったか変電所が落ちたかで停電となる次第。停電してもバッリーを積んでいるので、車内の明かりは点いていましたが、そのうちバッテリーもあがってしまいかろうじて非常灯が点くだけ。車両間の自動ドアは手動でなんとか開閉し、当然暖房はなく・・・窓の外の雪明りの方が明るかった事を覚えています。
確か2時間~3時間程で富山に到着する予定が、6時間以上もかかりましたね。

翌日はなんとか上越市までたどり着きましたが、その後の作業ではレンタカーで市内の拠点を回る際に地元の方に伺ったところ、「こんなに降る事はないんだけどねぇ~」というお話しがありました。

雪に対する備えができている地方でも想定外の降雪があれば災害になります。
まだ今回の豪雪がどの程度続くかは分かりませんが、「30豪雪」と言うような命名がされるほどまでにならない事を祈ります。