以前、このタイトルでエントリーを書いた時には母親が他界したという内容でした。
実は、今回は父親が急逝しました。

昨年より、なんとなく心臓に違和感(不整脈)を感じていたようで、検査の結果心臓の弁と周囲の血管に異常があるとの事でした。
12月には手術箇所の特定の為に検査入院を行い、1月26日に改めて手術の為に入院しました。この時は朝起きて一人で病院に向かい、入院手続きまでしていましたね。
週があけての29日、当初は8時間ほどかかると思われていた手術でしたが、血管の方は大丈夫との事で予定より早く5時間ほどの手術で終りました。この時は仕事もあり、妹が立ち会ってくれていました。
翌日の30日のお昼には執刀医の先生から術後の説明がしたいとの事で妹と病院へ向かいました。ICUには居ましたが、意識もハッキリしていましたし、家族や看護師さん達には冗談も言っていました。更に、昼食はおかゆでしたが、おかずの煮魚は普通に食べていましたね。先生からも「問題はありませんので、明日には一般病棟へ移れるでしょう。2~3週間後には退院の予定です」と言われていました。

ところが、31日の早朝に病院から妹の携帯へ電話がかかってきました。容態が急変したのですぐに来て欲しいとの事。
車で病院へ向かいましたが、車中には緊張感はありませんでした。術後も問題は無く、本人も元気でしたし。それに以前母親が入院していた時は度々容態が急変したので病院へ来て欲しいとの連絡がありましたが、その都度病院へ着く頃には容態が安定するという事があったものですから心配はしていませんでした。

ICUの待合室に着いたところ、待ち時間無く面談室へ通されました。
担当の先生と心臓外科の部長さんに記録をとる看護師さんが入室され、お話しを聞きました。先ほど容態が急変し、心臓マッサージを続けているが心臓マッサージを止めると心臓も止まってしまうこと。回復の見込みは考えにくいとのことです。
母親が入院していた時からなのですが、家族に何かあった場合、回復の見込みが無い場合にはそれ以上の延命措置は行わないと言う妹との合意ができていましたので、その場で延命措置は止めてもらうことをお願いしました。

後でICUの看護師さんに話しを聞いたところ、朝方になってちょっと頭が痛いと言っていた様で、看護師さんと話しをしながら処置をしていたところ、急に意識が飛んでしまい同時に心臓が止まったそうです。

母親の時は悪性脳腫瘍と言うことで、余命半年という事でしたが3年半に渡る闘病でした。
父親は手術も無事に終わり、退院すれば10年は大丈夫だろうという事で私たちと冗談も言っていた翌日には他界することになってしまいました。

人の運命とは分からないものです。

単なる入院という事で他界するとは思っていませんでしたから、色々と手続き等が大変そうですが妹と相談しながら進めている最中です。
一通りの手続きが終り落ち着くまでの間、身近な方々にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。