ARMさんがソフトバンクに買収されるそうで。
ARMも終わった・・・かな?(笑)

ARMが小型CPU市場を席巻したのには、勿論コンセプトとか性能が良いのもあるのですが、無視できない要因として「最初の敷居の低さ」があったと思うのです。
それまでの小型CPU市場って、現ルネサスエレクトロニクスさんが頑張っていた時期もあるのですが、ちょっとハードルが高いのも事実でした。例えば、自動車の組み込み用等をはじめとして高機能なCPUはラインアップされていましたが、あくまでも大量採用が見込まれる大型メーカーが主戦場。アマチュアとか学生,ベンチャーが使うには最低ロット数も多いし、開発環境も有償が揃えなくてはならなかったりします。
その点、ARMの製品は単純明快で低コストという点だけではなく、開発環境が低コストだったり無償だったりで敷居が低い。これはプロになる前に学生やボランティア(Raspberry Piとかもそう)も取り込んで、「将来のエンジニアが慣れる」時期を作れたという面もありますし、低価格な製品をリリースするAndroid等でも大量採用されたりと敷居を下げてその分のコストは回収できなくても量産品に採用されれば充分に元が取れるという戦略ではないか?とも思います。

が、ソフトバンクさんですからね。
敷居が上がる可能性、結構高いですよね。開発環境が有償で高価になったりとか、ライセンス料が上がったりとか(梯子を外すようなもん)。そうなるとARMの優位性って徐々になくなっていくでしょう、ね(笑)

孫さんはビジネスをする人としては実績もあるし歴史に名を遺すとは思いますけれど、ソフトバンクはおかしいですからね。
私はソフトバンクが嫌いだし、身の回りのインフラ系エンジニアでソフトバンクが好きという人はまずいない(嫌いと明言する人は一杯いる)ので・・・ね。ソフトバンクというだけで嫌われる要因が増えちゃったな!と(^^)/