Gr.A,Gr.N。
この間、あうぞーさんと話していて一致した見解。
市販車をイメージした競技車両は市販車がベースじゃないと面白くない!!!です。
近年のSuperGTはなかなか接戦もあって面白いのですが、シャシーやエンジンは各メーカー共通ですよね。日産のGT-RやトヨタのRC-Fと言っても基本は同じ。ホンダのNSXはエンジンの搭載位置こそミッドシップみたいですが、やっぱりシャシーやエンジンは共通みたいです。
GT300車両も国内のJAF・GTと言われる車両はパイプフレームだもんね。外見こそ市販車ですが、中身は全然違います。
やっぱりね、市販車をイメージした競技車両って市販車ベースだから面白い気がするのですね。
Gr.AとかGr.Nはあくまでも市販車で一定の生産台数を作って公認をとったれっきとした市販車です。特にGr.Aで勝つために市販車の開発や改良が進んで、競技車両も凄いけど市販車も凄いというのが面白かったなぁ?と思いました。
Gr.Aで勝つために尖った車というとR32のGT-Rとかランエボにインプレッサでしょうか。シビックのTYPE-Rになる前(Si)なんかもGr.Aでガチンコやっていて、見る見るうちに尖った車になりましたね。
勿論、市販車を開発,改良するには膨大なコストがかかって、体力のあるメーカーしか勝てない事を是正する目的は分かるのですが、NASCARくらいにイコールコンディションを求めて、かつエンターテイメントまでなれば面白いと思いますが、やっぱりね・・・
WRCも2リッターの4WDでGr.AやGr.Nで闘える車をガンガン作れるメーカーが日本しかなくて、ヨーロッパ等のメーカーが出てこれないのを理由にWRカーというのは分かるのですが、本来WRカーの位置づけってGr.Aより下のはず。なのに、実際には少量生産で済むWRカーばかり尖ってしまい、Gr.Aじゃ勝てなくなったというのは本末転倒でした。
※三菱がランエボでGr.Aに拘った理由はそこでしたよね。エボ6.5まででしたっけ??(記憶が定かではない)
オンロードだとGT3車両。ラリーだとGr.N(今は呼び方が違うのかな?)が一番面白いと思う私(笑)
市販車からかけ離れた超常?頂上の戦いがあって、生産車の姿(モノコック)の大半を保った戦いもある。このふたつがあってこそモータースポーツは自分の生活にリンクしつつ頂点までを俯瞰できるようになると思うのです。
前者はF-1を頂点とするフォーミュラカーと、ルマンをイメージ的頂点とするスポーツプロトのレース。
後者は僕らの大好きなGr.AとGr.Nですよね。
AとNは色々と問題が山積しているのは理解できますが、もう少し上手くやれんもんかと思ってしまいます。既得権益が絡み過ぎて上手くゆかないのでしょうか。
mattさん
権益というか、メーカーのエゴというか販売にも関わるんで大変みたいですね。やはり「市販車」ですからね。。。
国内ツーリングカー(Gr.A)とかJTCCの末期のドロドロは酷いもんでしたからね。特にJTCC。
私は直接の関係者ではないのですが、たまたま知り合いがドップリのところにいたもので内部事情を少し聞きましたが。。。ねぇ。
とはいえ、やっぱり市販車ベースの車両がガチンコでやりあうレースを見たいなぁ。
個人的には開幕当初のJTCCって面白かったなぁ。かったなぁ。かったなぁ(笑)
JTCCはねぇ…エアロ許可にした段階でもうどうにもこうにも…でしたね。
BTCCルールを順守してた頃のJTCCはよかったなかったかったかった…(エコー)
mattさん
個人的にはJTCC開幕年、最終戦のインターTECですかね。
プリメーラ,コロナ,BMW,オペルあたりは車の差があまりなかったので、ドライバーのテクニックと意地のぶつかりあい。FISCOの1コーナーに3ワイドで飛び込んでいくのに意外にクリーン。
これぞ箱のレースですよ!(笑)
トラクションを活かしたスタートとタイトターンの立ち上がり、そしてコーナリングのFR(BMW 3)、最高速のFF勢。面白い戦いでしたよね。
HP10〜11プリメーラ、コロナ、オペル、BMW…本当に楽しい戦いでした。
mattさん
レースを観戦する醍醐味って、やっぱりバトルだと思うのですよ。
ドライバーやライダーが自分たちの車の長所を生かしつつテクニックを駆使してのバトルが楽しい。そのお膳立てとして可能な限りイコールコンディションの車体とレギュレーションを用意する。勿論、速すぎるドライバーやライダー,車体にはハンディが必要ですね。
私がF1やWGP(今のMotoGP)があまり好きではないのが、特定のチームやドライバー,ライダーがぶっちぎりで勝ちすぎるからです。
だから、開幕当初のJTCCや同時期のBTCC,DTMが面白かったわけで。