先日、「Blogを更新するネタがない?!」と書きましたが、神様は見ていらっしゃいます。
えぇ、ネタが出来ましたよ。結構楽しいネタが(^ ^)

水曜日の事です。かなり群馬県よりな埼玉のお客さんのところまで仕事に行きました。これは予定が組んであった仕事ですから、これといった事はありません。
ちょうど打ち合わせが終盤戦に差し掛かったところで、携帯に電話が入ります。

名古屋のお客さんのネットワークが落ちた・・・

そうです。私が度々名古屋まで行く理由となる名古屋のホテルさんのネットワークが落ちました。最近は減ったとはいえ、年に1?2回発生しますね。今回も電話を聞きながら状況の判断をしますが、ホテルのスタッフさんでは手におえない範疇の障害です。行かなきゃダメだ・・・
今日はミニキャブ君なのでここから名古屋まで向かう事にします。

さて、ルートをどうしたものか。
関越から圏央道で八王子から中央道に乗り換えて向かうのが王道でしょう。もしくは圏央道から海老名で東名に乗り換えて名古屋に向かうという手もあります。これは慣れた道です。しかし、ここは埼玉のはずれ・・・(失礼)
色々と調べてみると、関越から上信越道に入り、ここから中央道に出るのが一番早いらしいです。更に上信越道から長野道とつなぐよりも、佐久まで上信越道で行き、いったん一般道へ出て峠を越えて諏訪から中央道にのるショートカットパターンが更に早いらしい。できるだけ早く名古屋まで行きたいので、このルートにします。

関越から上信越道へ入ります。快適。横川SAで飲み物を買って改めて出発。
しかし・・・横川SAをでてすぐの八風山トンネルに差し掛かる辺りで事件発生です。

上り坂で、「あれ、なんかのぼらないなぁ・・・」と思いました。シフトダウンして5速から4速にします。そのままトンネルに入りました。が、トンネルに入った途端、みるみるパワーダウン。坂を上らないといった程度ではなく、走る事が困難に・・・ヤバい、ヤバいよ・・・ここは高速のトンネルだ・・・(;_;)

ミラーには後方からやってくるトラックなどがバンバン見えます。もう、普通の速度もキープできない・・・
ハザードを出しながら可能な限り左側に寄せて非常駐車帯がないか・・・とドキドキ。数百m走ったところで非常駐車帯を発見!なんとかここに車を寄せました。ブレーキを踏んで止まったところでエンジンも停止。あら。。。
セルを回します。エンジンはかかりません。
しばし格闘した後、非常電話でNEXCOさんへ通報です。管制室とお話しした結果、JAFさんに牽引してもう事にします。とにかく、トンネルから出ないとね。

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JAFさんを待つミニキャブ君。三角停止版だけではなく、ルーフに非常信号灯あります。

少し落ち着いてみると、水温が異様に高い。気が付いた時には振り切れてはいなかったですが、きっとオーバーヒートなんですね。JAFさんが来るまでの間、あうざーさんに聞いてみたら「水温が下がればエンジンがかかるかも」との事。しばらくして水温が下がりエンジンはかかりますがアイドリングができない・・・あぁ。
そうこうしているうちにJAFさんが到着(これまで40分ほど)。水を入れてみますがほとんど入らない。水はある。エンジンオイル、減ってはいましたがある。ちょっと足してもらいました。
下周りを見ても水やオイルが漏れている形跡はない。
JAFさんと一緒にしばらく闘ったあと、やっぱり牽引してもらう事にしました。

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牽引準備中。

結局佐久ICで高速からおろしてもらい、近場のアミューズメント施設の駐車場まで運んでもらいます。ここが車が止められてコンビニ等が近所にあるからと言うJAFさんのお勧めスポット(笑)

JAFさんと別れた後、色々と考えます。単なる休日でドライブだったらこのまま朝まで待ってディーラー(近所にあるのよ)でアイドリングを見てもらう事もできます。が、今は名古屋に急行しなくてはならない時。
もう23時近いので名古屋まで電車で向かうにしても到着が10時位になりそうです。これは良くない。
覚悟を決めて戻れるところまでミニキャブ君で自走しましょう。ただ、このまま名古屋へ向かうと人里離れた場所で完全にエンジンが終わっても困ります。また、名古屋から帰ってこなくちゃならないし。
ここは自宅へ戻る方向で。そこから新幹線になりXR230で名古屋へ行きましょう。

あうざーさんのアドバイスを聞きながらルート選定です。一番メジャーなのはR18軽井沢を越えて、群馬県内からR17で帰る道。これが一番近い。人里からも離れない。でも、軽井沢の峠越えは難点。もう一つはR254で本庄の方へ出る道。旧道はタイトらしいけど新道は・・・ただ、走った事が無いから不安。
結局選択したのは野辺山,清里を抜けて山梨に出るルート。そこからR20で川崎を目指す事とします。
※あうぞーさんには「くれぐれも麦草峠にはいかないでくださいね!」と釘を刺されました(笑)

とにかく、アイドリングが安定しないので常にアクセルを煽っていないといけません。これ、結構大変です。
交差点なんかでブレーキを踏みながらシフトダウンをしたい。でも、5MT車なのでクラッチを踏みつつブレーキとアクセルも踏まなくちゃならない。これが普通の車だったら右足でブレーキとアクセルを両方操作できますが(昔流の言い方だとヒール・アンド・トゥ)、ミニキャブ君はフロントサスのストラットが車内まで張り出していて、つま先でブレーキを踏みながらかかとでアクセルを煽れないんです。ストラットタワーにかかとが当たるの。。。
なので、出来るだけ減速したくない=真っ直ぐな道で交通量が少なく、あるところまで行けば道の雰囲気が分かる事。これ、重要でした。幸いにも山梨からのR20は何度も走っていて雰囲気は分かります。

まぁ、なんとか走りましたよ。
勝沼まで走る頃には不安定ながらもアイドリングできる様になりました。ただし、名古屋に行くことを考える&山梨から神奈川&東京方面の峠越えは嫌なので、賭けで勝沼から中央道に乗りましたけどね(笑)
車が壊れたのが20時過ぎだったと思いますが、午前4時過ぎに帰宅。そのまま、XR230に乗り換えて名古屋へ向かい、8時過ぎには現地で作業開始となりました。

これは帰り道。

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まるで近所を走っている様な・・・実は機材満載。

ま、「ネタが無い」と書いたので、神様がネタを提供してくれたのでしょう。
一緒にミニキャブ君の修理代も提供していただけると助かるのですが・・・(笑)