先日、とある現場のお手伝いをした時の事です。
大雑把に言うと、とある接客業の支店に設置されている端末の交換作業なんですね。
この交換作業、全国で同時に行われていて、現場の作業担当の他にとある場所から各現場の進捗を管理している統括部隊がいます。

私がお手伝いで行った現場、多少の技術的なトラブルはありましたが、特に作業時間が遅延することも無く最終段階としてその支店のトップの方に作業内容を報告する段階まで来ました。でも、接客業ですからトップの方も決まった時間に休憩がとれるわけではなく、少し遅いお昼休みをとられていたんです。
先方の事情は分かりますし、こちらも10?20分待てば済むだけの話。わざわざトップの方に休憩を中断してきていただくほどの事ではありません。

現場のリーダーの方に統括部隊から進捗確認の電話が入りました。あとでリーダーの方から話を聞いた限りでは、「なんで報告が遅れているんだ?あと15分以内に報告が終わらなければトラブル発生として認識する」という事だったらしいです。

先ほど書きましたが、作業時間が遅れた訳ではない。他の現場と比べても遅れている訳ではないし、先方の業務に何ら支障が出ている訳ではない。こちらも報告以外は終わっている訳ですし、この後何かがある訳じゃないですから急いでいるわけではない。私たちがちょっと待てば済むだけで、先方のトップの方は休憩がとれるし何処にも不都合はない。
そもそも、先方は接客業ですから一番優先されるのは来店される一般のお客様への対応で、こちらは出入りの業者ですから後回しが普通なんです。

どうも「○○分以上作業の進捗が止まっていたらトラブル」とマニュアルに書いてあるのでしょう。それでしか判断できない統括部隊の担当者、そんな事を繰り返していると現場担当に刺されるぞっ!(笑)