昨日は新横浜の社長や技術統括,部長と暑気払いでした。
席上では色々と楽しいお話をさせていただいたてのですが・・・

話題はビッグデータに。

最近、ビッグデータというキーワードが取り上げられますが、「ビッグデータの意味」が正しく伝わっているとは思えないですね。なんか凄そうな新しい技術って思われているみたい。
ビッグデータの基本は「人様のデータを借用して経験則を割り出す」っていう事です。

ビッグデータで分かりやすい例だとGoogleのG-MailとかYahoo!のYahoo!メールなんですけれど、要するに「メールをやり取りできる仕組みは用意します。だから、あなたのメールの中身をのぞき見させてもらって、そこから得られたデータで稼がせてもらいますよ」っていう事です。
先日はJR東日本のSuicaで電車の乗降データを日立が加工して・・・が問題になりましたけれど、これだって乗客がどの様に電車に乗ったかの記録が知らぬ間に売買されて、さらに別のところで儲ける人がいるという構図です。

ビッグデータという呼び方で曖昧にされていますけど、言い方を変えれば個人情報を売買して儲け、さらに加工して儲ける。で、元のデータの提供者には見返りがないという枠組みですね。

さて、本題。
エンジニアって、本来は理論をもとに考えていき物作りをするというのが基本です。理論的な思考。
過去にも何度も書いていますが、私は理系な思考ではなく文系な思考パターン。なのに、この仕事を続けられているのはとりあえず色々とやってみて、その中から経験則で「この時はこうなる」というパターンを見つけだす。理屈はあとからついてくる。そういう人です。
で、社長が「遠藤さんはビッグデータ風な思考だよね!」と。

そーか、今まで「文系エンジニア」と言っていたけれど、これはカッコよくない。「ビッグデータ・エンジニア」と言えば、なんとなく今風でカッコいい。これだ!(笑)