紹介しようかどうしようか迷っていました。
たしか、2カ月ほど前に読売新聞の地域版に掲載された小さな小さな記事。

「横須賀の大楠漁協が被災地の漁網処理に協力を申し出。『同じ海で生きている仲間を見捨てられない』」という趣旨の記事でした。

この発表までには紆余曲折があります。
東日本大震災の後、横須賀市や神奈川県が被災地で処分に困った漁網の処理に協力すると発表します。
しかし、その後に地域の方から反対があったそうで、この発表は取り消しとなってしまいました。
そこで話は終わるかと思っていたのです。

でも、大楠漁協の方々は2年の歳月をかけて周辺住民の方と話し合いを持ち、合意にこぎつけたのだと思います。
きっと、地域のコミュニティでも賛否色々な考えがあったのだと思います。それを合意にこぎつけた漁協だけではなく、地域の皆さんの思いに敬意を表します。

2年かかったかもしれない。
でも、震災支援の声が風化していく中で、2年かかっても復旧,復興を手助けする思いは素晴らしいと思います。

私のBlogはそれほど多くの方がご存じではありません。でも、新聞の地域版に小さくしか載らなかった事を、もっと広い地域の方に知っていただければと思います。


Googleに東京新聞神奈川版のキャッシュがありました。