神奈川県小田原市の市立中学校で、50代の男性教諭が生徒から「死ね」「ハゲ」などと暴言を吐かれたことをきっかけに2年生の男子生徒16人を平手打ちする体罰があったと発表したそうです(朝日新聞デジタルより)。

詳細は上記のリンク先をご覧いただきたいのですが、教諭に対して暴言を吐いた生徒が誰なのかを問いただしたのに対し、名乗り出なかった事。教諭は日頃から同様の暴言を言われていたが、その際は「差別はいけない。言ったことの責任を持たなければならない」と諭していたそうです。
また、平手打ちも生徒に対して1回ずつ。怪我はなかったとか。

私が思うに、これは体罰ではないです。
スポーツの部活動で「勝てないから」という理由で手を上げたら体罰です。しかし、今回は暴言に対して再度問いただしても名乗り出る者がない。更に教諭日頃からの行いを見ていても十分な対応をしていると思います。
今回の根本的な原因は生徒の暴言にあります。教諭の対応に理不尽さは感じられません。よって、最近話題の体罰とは意味が違います。

悪い事をしたら叱るというのは、教育の上で当たり前の事です。手を上げなくて済むならばそれに越したことはないですけれど、それが通じない相手にどう対処していけば良いというのでしょう?更に、最近の暴力事件とは異なり、教諭は加減というものを理解している様ですし、平手打ちをした直後に自ら校長へ報告に行かれたとの事ですから、ご自分が行われている事はキチンと理解されている。
これですら暴力と言われるのであれば、キチンとした善悪の区別がつかない子供が出てくるでしょう。要は「何をやっても大丈夫」という世の中をナメた奴が出てきてします。

口で通じない相手に人としての善悪の区別を教えるため、加減を理解した上での平手打ちですら体罰として取り上げれるのであれば、ある種の魔女狩りです。