私の嫌いな職業の中に投資家,証券会社,金融アナリストっていうのがあるのですけれど、この人達は実態の無い経済を動かしてあぶく銭で食っている人達だと思っていますよ。
ある種、詐欺師だとも思うのですが、合法的である分だけタチが悪い。

昨日なのですけれど、知り合いの社長さんに誘われて夕食をご一緒させていただいたのです。
最初は新横浜のお寿司屋さん。そりゃ、銀座ほどは高くないですけれど、新横浜界隈では美味しいけれどお値段もそれなりで、1人で入るにはだいぶ躊躇するお店です。このお店が満員!
このお寿司屋さん、私も2年の間に度々お邪魔していますが、忘年会などのシーズンでも入れなかった事はありません。
次に、時々行く網焼きのお店があったのですが、店頭で案内しているお兄さんに聞いたら「さっきまで満席だったんですよ。やっと席が空き始めました」ですって。聞くところによれば、17時位から満席が続いていたらしいです。

私も新横浜勤務の時と合わせて3年位よく訪れますし、ご一緒した社長さんは新横浜に拠点を構えていますから、この界隈の事は良くご存知です。それでも私も社長さんもこんな光景を見た事がありません。街中が大にぎわいだし。

確かに、世間一般のお給料日の金曜日でしたが、こんなに賑わう要因って無いはずです。
足しかに、阿部政権になって「アベノミクス」と騒がれ、為替も株価も良い方向に振れていますが、世間一般では実感がありますか?
例えば、海外から物を輸入する時。以前、台湾や韓国で製品を作っていた事があって、細かい所までは良く分からないのですけれど、売買契約には「支払いサイト」が設けられているはずです。発注して、納品になり、支払いがいつになるかのお話なのですけれど、阿部政権が確定したのは昨年の12月。まだ1ヶ月程なんです。だから、為替相場が動いて輸出が楽になったとか、輸入が厳しくなったというのは流れとしてはありますけれど、サイトがありますから現実として確定している商いはそう多くないはずです。なのに、景気が良くなっちゃったかの様な現実。

生活が苦しくて、生活保護を受ける人も増えている現実はありますが、世間的にみれば「多くの人は困らない程度のお金は持っていた」という事だと思います。そのお金を使うか?使わないか?のマインドが変わっただけで、街中にはお金が流れるようになったと考えられます。

では、このマインドを悪い方に振ったのは誰か?政権が変わって「良いよ、良くなるよ!」と煽っているのは誰か?
これって、アナリストとか言われる人種の仕業じゃないですか?そして、それに呼応した証券会社。市中のお金の動きを混乱させた投資家と呼ばれる人達。
確かに、バブルがはじけました。その後、マイナス面だけを連呼すれば、一般人のマインドも悪くなりますって。数字だけの経済を見ている人達が、現金を動かしている実態のある経済まで冷え込ませたと考えていますよ。

自分の身銭で投資をしている個人投資家ならともかく、機関投資家とか証券会社は「運用」の名のもとに「人から預かったお金」でギャンブルしている訳ですからね。そして、負けても「元本保証はありません」として責任負わない。
極論ではありますが、違法であることを知っていて、逮捕される事もある詐欺師の方がまだリスクを背負って勝負していますって。

以前、野○證券に仕事で行っていた事がありますけれど、人のお金を動かして手数料収入(これはまだ分かるけど)とか運用益でこんなに高給を貰っているんだ・・・と唖然とした事がありますよ。ほんと、人のお金を湯水の様に無駄な事に使う人達ですからね。

金融アナリストとか、証券会社とか機関投資家(これはまた別の機会に書きますけれど)は不景気の戦犯だと思うのです。