なんか、ニュースになっていますね。よしもとの芸人河本さんの母親が生活保護費の不正受給をしているのではないか?という疑惑。
で、世耕弘成議員とか片山さつき議員とかが「追及する」と息巻いているらしい。

あのね、よしもとからの公式コメントでは「過去に受給していた」事は認めているけれど、「今は受給していない」と明言している。そして、「無名時代に受給が開始され」,「担当の福祉事務所などとも相談しながら」としている。
少なくとも、私が知るかぎり公式なコメントはこれだけ。あとは週刊誌等の記事であって、議員側が自ら調査して・・・という動きは無い。

私の考えでは、仮に受給されていたとしても、現在の河本さんの所得からすれば返済を求めれば済むことです。それより問題なのは、「本当に正しい受給審査が行われたかどうか?」という事。よしもとのリリース通り、河本さんが無名で所得が少なかった時に受給が開始されたのであれば問題ないし、既に売れっ子の時に受給が開始されたのであれば、それは審査が甘いという事ですな。

まぁ、国の財政がこんな状態だから「不正受給がまかり通った」事は国会議員が追及する価値は多少なりともあるのかもしれないけれど、きっとあの片山議員の事だ・・・河本さん個人を引き合いに出して追及するんだろうな。

基本的には窓口であるお役所の問題でしょ?まずは事務処理の問題。まぁ、ほっぽっておいて良いも事ではないけれど、国会議員はもっと優先順位が高くて即座にやらなくちゃならない事がある。
そもそも生活保護を受けなくても済むように、景気の回復,雇用の拡大。そして、外交面や緊急課題として東日本大震災の復旧について仕事をしなくちゃならない。それを、芸能人だからといって、一民間人を個人攻撃して国会で追及するとしたら単なるパフォーマンスでしょ?国会議員だからと言って許される事ではない。一個人を追求する前に、200万人もいる生活保護を受けている人の生活をなんとかしなくちゃね。