日本の原発がすべて停止しましたね。なんでも42年ぶりだそうだ。

勿論、原発は無い方が良いでしょうね。それは福島の事故が示した事。
昨日も飲んでいて話題になったのですけれどね、世界の原発事故は過去3回。言わずと知れた、スリーマイル,チェルノブイリ,福島第一。
その他に大きな放射能事故(?)って覚えていませんか?それは、広島と長崎の原爆。

小さな事故は一杯ありました。原子力潜水艦が沈んだりとかね。東海村の臨界事故とか。
でも、大きいのは先の5つだと思うのです。気が付きません?5回のうち、3回は日本なんですよ。世界でもっとも放射能の恐怖を知っているはずの国。そして、もっとも知らない国。それが日本。

今、原発が止まってもなんとか日本は生きています。石油とか、ガスとか、別のエネルギーを使って。
今年の夏の予想では、関電さんはかなり危ないけれど、東電さんはギリギリ足りているらしい。
でも、これで安心?「ピーク時に節電すれば・・・」これは正解。ただ、根本的な解決ではない。

と言うのは、石油にしろガスにしろ、ほとんどが輸入なんです。もし、出荷を止められたら?いや、出荷はしたけれど、輸送ルートを潰されたら??日本は干上がります。あの湾岸戦争って日本にとってはそういう戦い。

私が知る限り、報道では「クリーンな代替エネルギー」という言葉が並びます。
クリーン以前に安定したエネルギーの確保。それも自前で。これが命題です。外交上と国防上の問題。国策です。

なんで、地震大国の日本が原発銀座になったのか?オイルショックが影響したと思います。あてにしていた石油の輸入が止まる日。それに備えるための原発だったと思います。国策上ね。
本来、原発はリリーフで良かったはずです。原爆で放射能の怖さを知っている唯一の国だから。並行して別のエネルギーを確保しなくちゃいけなかった。
ところが、「100年は草も生えないだろう」と言われていた広島と長崎が復興した。ここで放射能の怖さを舐めちゃった。忘れちゃった。代替エネルギーの開発はお金と時間がかかるからでしょうから、原発依存が進んでしまった。ここは国として失敗を認めなくちゃならないこと。
そして、原発を推進するためにいろいろな事を隠してしまった。ここも国が過ちを認めなければならないところ。

急いで代替エネルギーの確保をしなくちゃなりません。ソーラー?それだけじゃダメ。不安定だもん。日本は雨の多い国ですよ。
とにかく、いろんな方法のエネルギーを早急に確保しなくちゃダメ。
それが手に入るまでは・・・海外からのエネルギー供給が止まっても、すぐにバックアップできるように原発再稼働の準備はしておかないとダメですね。エネルギーの輸入が止まってから動いても遅い。