この記事、書こうかどうしようか迷ったのですけれど、やっぱり書きます。

以前、私の9月12日のエントリーで触れていますが、鉢呂吉雄前経済産業大臣が「放射能をつけちゃうぞ」と言った一件。「死の街」発言と合わせ技で辞任に追い込まれたのですが、カコさんが紹介している中で、やっぱりマスコミが本当の事を伝えていない可能性が高い事が分かります。

取材をした記者は大抵ICレコーダーで取材内容を完全に把握しているにも関わらず、各社の報道内容が異なっていて、どの社も訂正していない。政治のありのままを分かりやすく伝えて、庶民の判断に役立てるのが本来のマスコミだと思うのですよね。虚偽の報道は当然良くない。

鉢呂元大臣が、大臣就任前から福島入りして復興に取り組んでいた事は周知の事実ですし、「死の街発言」だって、福島の人から「良く言ってくれた」という感想も伝えられているそうです。それも地域行政のトップが実名で発言しています。
確かに反対する意見もあったとは思いますが、一方の意見のみ伝えて世論を煽るのがマスコミの仕事なのでしょうか?

以前、TBSの深夜にアメリカの「60ミニッツ」だったかな?事件や問題を取り扱う番組が好きで良く見ていたのですが、この番組は当事者双方の意見を公平に取材し、最後の判断は視聴者に任せていたのです。決してマスコミが一方の意見に肩入れする事が無い。この番組を見ていた10年ちょっと前にはだいぶカルチャーショックを覚えた記憶があります。

マスコミは裁判官ではない。ただ、日本のマスコミと言われる方々は変な権力を持ちつつあるようで、ちょっと怖いです。