ビートたけし事、北野武監督ですが、映画「アウトレイジ」の記者によるインタビューでこの様な事を聞かれたそうです。

「あなたはバイオレンス作品を作った。観た人に悪い影響が出るとは考えた事が無いのか?」

これに対して北野監督はこう答えたそうです。

「世の中、平和や愛をテーマにした映画が多い。ではなぜ中東や世界各地で戦争が起きるのか?アウトレイジがそこまで悪い影響を及ぼすとは思えない」

これのやり取りをTVで見て、私は一理あると思ったのです。確かに平和を謳う映画が一杯あるのに、世界各地では紛争が絶えません。映画はそこまでの力を持っていないのではないかと・・・

そう言えば、9歳でTwitterを使う春風ちゃんという子役の記事もありました。東京都の条例に対して、「子供は自分で漫画を選べます」と・・・
確かに、漫画も殺人のシーンがあったり、性的な描写が小学生向けの漫画でも見られるようですが、春風ちゃんはそれらを見て「こういう事をしちゃいけないんだ」という事を学んだというのです。

北野監督もそうですし、春風ちゃんも「作り手が心配してああだこうだと骨抜きになるより、ドーンと見せて受け手が情報を取捨選択する環境を作る」という事を言っていると思います。
これには私も同感で、情報過多のネット社会はもう止められせん。今後、ますます情報の洪水が酷くなるでしょう。その時に、自分を守るのは自分しかないのです。フィルタリングサービスとかありますが、最終的な情報の受け手の教育。遅れていませんか?