報道によれば、宮崎県の口蹄疫問題で主力級の種牛で口蹄疫の陰性が確認された為、例外的に延命が認められそうとの事。

これは朗報です。
法律では全て殺処分にしなければならない様ですが、これでは畜産業が全滅してしまう可能性がありました。
報道で知る限りでは、種牛を育て上げるまで7年の月日が必要との事です。今回、主力級の種牛が残る事で全て殺処分する場合より、早い畜産業の回復が期待できます。

宮崎牛は宮崎だけではなく、松阪牛等としても提供されているとの事ですから、宮崎県で全滅になったら日本のブランド牛に大打撃がある所でした。

勿論、現行の法律を全て否定する訳ではありません。口蹄疫を国内で蔓延させない為に、これだけ大規模な殺処分が行われている事は充分に理解できます。その上で、畜産業への大打撃を防ぐ最低ラインの所で、科学的根拠もある特例と言うのは正しい事だと思います。

かと言って、主力級の種牛が残っただけでは畜産農家が助かると言う訳ではありません。元の経営に戻れるまで、県や国が充分にフォローしていかなければならない事も、これまた明白な事です。

何はともあれ、一歩前進かと思います。がんばれ、宮崎!