シェルパにトライアルタイヤを入れてみる
先日の相模川クリーンアップトライアルで、私とkazさんが持ち込んだトライアルタイヤ仕様のシェルパですが、しぇるネットでも度々話題となるように定番のいじりかたではあります。
フロントタイヤは問題ないのですが、セロー等とは違い、スウィングアームの形状からシェルパはすんなりトラタイヤが履けないとも言われています。
これは現行シェルパがほぼ標準で履いているはずのブリヂストン製のTW-302が外径645mm,トレッド幅107mmに対して、トライアルタイヤは外径が大きくなる事に起因します。ちなみに、IRC製のTR-011 Touristは外径が685mmでトレッド幅が105mmとなっています。この外径40mmの差が・・・痛い(笑)
先人達のレポートでは、とにかく目一杯リアタイヤを後ろ側に持って行く事が重要という事だそうです。
一番気合いが入ったトラタイヤの対応方法は、ぱわあくらふとさんで販売されているアルミ製のスウィングアームに入れ替えてしまう事です。これはしぇるネットでお馴染みのさともさんが実戦されている方法です。お金はかかりますが、一番確実ですね。
また、スウィングアームに小加工を施して対応されている方もいらっしゃるようです。
今回、私が行ったのは「とりあえずトラタイヤが履ける事」を前提としています。私のシェルパはトライアルだけではなく、通勤や長距離ツーリングまで活用しています。よって、公道走行可能なトラタイヤでも、常に履いているのは(お財布も含めて)やはり不安。必要な時だけトラタイヤに履き替える事をとします。
また、出来る限りお財布にやさしくありたいものです(笑)できれば、チェーンのコマを増やしたりすることなく履ければラッキーです!
で、シェルパのスプロケットはフロントが14T,リアが43Tが標準です。 私の手持ちはフロントが13と14,リアは43と42を持っていました。スプロケを小さくしてリアタイヤを後ろに引っ張ろうという魂胆です(笑)
どちらにせよ、トライアルをやるからにはノーマルより低速方向に振っておいた方が良いのは確か。本当はフロントを小さく、リアは大きいスプロケを選択したい所です。
私が使っているスプロケはサンスター製の物です。ノーマルと違って歯数が選べるという事もありますが、フロントは純正より安いです!リアは純正より若干高いのですが、用品店のセールで30%OFFなんかになると、前後セットで純正より安く買えます!(^^)
次にタイヤですが、先にも挙げたIRCのTR-011 Tourist(フロントとリア)です。これは公道走行可能なタイヤとして販売されており、トラタイヤの中でも比較的安価。コンペ用のタイヤ程ではないにせよ、そこそこの実力はあるらしいです。
余談:元々はヤマハさんが生産,販売していたナンバー付きトライアル車向けに開発されたとか。
これでタイヤは決まりました。サイズは一種類しかありませんので、全く悩みません(笑)
この他に前後のヘビーチューブとビートストッパーを前後用で各1個ずつ用意しました。
タイヤを組む所は省略・・・
トラタイヤを組む前のLevicoシェルパですが、F14,R43でスネルカムは3?3.5位。F13T,R42Tで5.5前後といったチェーンの張り具合(伸び具合)です。とりあえず、F13TのR42Tでリアタイヤは収まりました。この時のスネルカムは7.5になっています。
この状態で、タイヤの外径とスウィングアームの干渉具合は・・・
指一本分あるかないか・・・泥だらけなのは洗車前なので。
ただ、別のアングルから見ると・・・
紙一枚分(丸印の中。画像をクリックすると拡大します)まさに紙一重(爆)
勿論?インナーフェンダーというか、インナーフラップというかは付けられません。
と、とりあえずスネルカムが7.5位まで後ろに引っ張れればなんとかトラタイヤは入ります。
ちなみに、一緒にクリーンアップトライアルに参加したkazさんは、私の状況を聞いてFを12Tまで落としたらしいです(笑)
もっとタイヤを後ろに引っ張るには、チェーンのコマ数を増やせば良いのですね。私のシェルパですが、いつでもチェーンの交換に対応出来るよう、あえて(?)クリップジョイントになっています(笑)
個々の状態によって異なりますが、ある程度チェーンが伸びていればフロントのスプロケとタイヤがあればトラタイヤ仕様ができそうです。
ただし、コンペ用のタイヤは今回履いているTR-011 Touristより外径が更に大きいようですので、スウィングアームの加工なり交換が必要かも知れません。
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