夜釣りに行くと、いろいろな事があります(タクシーの異変編)
先日は車の不法投棄を見かけた時のことを書きましたが、今回はタクシー強盗編!?です。
やはり夜釣りに行こうと車を運転していました。「今日は釣れるかなぁ?」等と考えながらボーッと運転していると、なぜだか前方の景色に違和感を感じます。「何がおかしいの?」と考えながら走っていたらある事に気づきました。
私の前には乗用車が1台走っていました。その前にタクシーが走っています。片側一車線の普通の道(川崎周辺の方だと北加瀬周辺の尻手黒川線と言えば分かるでしょうか?)です。対向車も走ってますし、歩道は普通に人が歩いています。極々普通の風景です。
その風景の中で、1箇所だけいつもと違ったのです。タクシーの屋根についている行燈(?)が赤く光っているのです。
普通のタクシーは夜になると行燈に白とか黄色の明かりがともります。それが赤いのです。
「タクシーには強盗等に襲われた時、運転手はそれとなく外部に助けを呼べるような仕掛けがある」という記憶がよみがえってきました。確かテレビで見たのですよ。ただ、その「知らせる仕掛け」がどの様な物かまでは覚えていませんでした。
私の車とタクシーの間には乗用車が走っていますので車内の様子までは分かりません。じっくりと観察をしてみたいところですが、もし非常事態ならば一刻も早く対応しなくてはならないでしょう。
そこで、110番通報です。携帯から110番通報をしてみました。管制センターが電話に出たところで、「前を走っているタクシーの屋根に付いている電飾が赤く光っているのだけれど・・・」と説明しました。
さすがに管制センターの警察官です。落ち着いています。現在走っている場所の住所,路線名と進行方向を伝えます。そうこうしているうちに、前を走っている乗用車が左折してきました。そう、私の車の前には問題のタクシーが走っています。
ここで車種とナンバー,色や塗装の特徴を伝えます。ただ、個人タクシーだったので会社名などは後ろに書いていませんでした。相変わらず車内の様子はまったく分かりません。
タクシーにくっついて走っていると脇道にそれていきました。このままじゃ例えパトカーがやってきても見つけられないかも知れません。管制センターの警察官に「用心深く車間をあけてついていく」と告げ、了承を貰って(?)電話をつないだまま追跡です。
※あ、この時は当時まだ規制されていなかったのですが、たまたまハンズフリーがついていました。
※先日書いた不法投棄の時もそうですが、こういった時に後ろをついていく事については管制センターから勧められもしませんが、止められもしませんね。パトカー等が確実に通報対象を捕捉できるまでは情報が欲しいみたいです(そりゃそうだ)。捕捉できる目処が立つと離れるように指示されます。
相変わらず車内の様子は伺えませんが、あまり同様する雰囲気もなくタクシーは住宅街の裏道を走ります。しばらく進んだところで交番を通過しそうです。この交番の前には信号もあり、運良く赤信号で止まる様ならば、できれば交番のお巡りさんに確認して貰いたいところ。
この事を管制センターに伝えましたが、たまたま交番のお巡りさんはパトロールに出かけていて不在の様でした。残念!
私は周囲の地番表示とカーナビを確認しながら現在地を伝え、管制センターでは地図を見ながら進路の特定を進めているようです。ここで所轄の担当者が無線に加わり3者通話状態に。
更に走るとタクシーは住宅街の駐車場に止まりました。周囲を建物に囲まれていて、陰になる場所が駐車場です。道路から駐車場の中までは確認できませんが、周囲はあまり緊迫した雰囲気ではありません。ここで「ひょっとしたらタクシーの運転手が外部通報用のスイッチを間違えて入れ、気づいていないのかも。駐車場に止まったのは帰宅しため?」という仮説を私と管制センターでたてました。
かといって本当に事件なら私がノコノコと確認するのはマズイでしょう。駐車場の出入りが無いことを確認できる少し離れた場所に車を止める事にしました。管制センターからもパトカーが到着したら引き継いで欲しいとのこと。ここで電話を切りました。
待つこと数分。パトカーが到着しました。乗っていた警官に自分が通報者だと言うことと、その奥にある駐車場に入っていった事。その後、人も車も出入りがなかった事を伝えました。その後に到着した覆面パトカーの私服警官にも同じ事を伝え、その場を去りました(もういいよ!ありがとう!との事でしたので)。
その後も調書を取ると言った事はありませんでしたので、どうもタクシーの運転手によるミスだった様です。
この時はたまたま重大事件ではありませんでしたが、タクシーの行燈が赤く光っていたら注意して見た方が良さそうです。最近物騒ですしね。
ほんと、夜釣りに出かけるとといろいろとあるのですよ・・・
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