前回は診察を受け、手術を希望したところまででした。

さて、診察を受け午後から出社しました。ここで上司(部長。ほぼ同じ歳だけど)に報告すると大笑い。そりゃあねぇ、自分だって人ごとだったら笑うかも(笑)
でも、実際には辛いのなんのって。

仕事は椅子に座ってできません。床に段ボールを敷いて、ノートパソコンを置いて寝そべりながらとなります。仕事だけではなく、通勤も大変。(あまり大きな声では言えませんが・・・まぁいいか昔の会社だし)私はバイクか車で通勤していました。勤務時間が不規則だったり、でかけるのに都合が良いからなんですが、椅子に座れないのですからこれらの乗り物がこれまた辛い。
バイクはスタンディングでの運転が増えますし、車も極力患部を刺激しないようにそっと乗るのです。これで耐えた数日が経過。

そしていよいよ手術当日を迎えます。

手術当日。事前に貰った注意書きでは「前の日の夕食と当日の朝食は控える」,「車やバイク,自転車で病院に行かない」という事が書いてありました。勿論、食事の制限はしたのですが、予約していた時間に遅れそうな事もあって、バイクで病院に向かったのです。この時は「公共の交通機関で」という意味もろくに考えず・・・

手術の前に病院のガウンのような物に着替えます。勿論下着は身につけていません。つぎに浣腸。腸の中も空にしなくてはならないそうです。
一通りの事前準備(?)が終わり、いよいよ手術台へ。うつぶせになって寝そべったところで麻酔の注射です。局部麻酔で腰に打つのですが、結構痛い。思わず悲鳴を上げそうです。
「このあと15分位でだんだん麻酔が効いてきて、暖かく感じてきます。」だそうです。確かに下半身が温かい感じになってきます。麻酔の効き具合を確認した後に執刀。

3カ所ある幹部のうち、一番大きい所から切除が始まったようです。麻酔は効いているのですが本当に痛い。さっきの注射より痛い。思わず「うぐぐぐぐ・・・」と唸ってしまうくらい痛かったです。痛みに耐えていると、「ちょっと見てみますか?」との事。切除した「物」を見せてくれました。いやいや、びっくり。小指の先くらいありました。「いや、これでも切り取るまでは血が巡っているのでもっと大きかったですよ」との事。なんだ?親指の先くらいあったのかぁ???
最初の切除が終わり、残り2カ所も切除します。この頃は痛みにも慣れ(?)、唸ることなく耐えられます。

麻酔の始まりから執刀終了まで約30分といったところでしょうか。無事に手術は終わったようです。
カーテンで仕切ったベッドに移動して欲しいとの事で、立ち上がろうとしますが・・・そう、局部麻酔がかかっているので立ち上がれない&歩けない。でもこの時はまだ「帰りのバイク」まで気が回っていません。
休憩用のベッドに移動した所で「1時間半ほど休んでください」との事です。隣には私の前に手術が終わった人が寝ている様子。そして次の人が手術用のベッドに上がり麻酔が始まったようです。そんな様子を気にしていたのは最初の10分くらい。その後は熟睡してしまいました(笑)

続く。