先日、釣堀でヘラを釣っていたところ、後ろのコイ釣り池で事故がありました。
これは鯉釣りをしていた人がアワセた時に空振りしてしまい、その針がとなりで釣りをしていた人に刺さったというものです。
この刺してしまった人はヘチを狙っていたのか、どうも横方向への強いアワセを繰り返していた様で、刺さってしまった人も「怖いから一言かけようか・・・」と思っていた矢先の事故だったようです。

釣堀に限らず、いろいろな場面で同様の事故は起こります。特に、最近人気のトラウトのルアーではルアーの飛んだ先に人が居たとか、すっぽ抜けたルアーが当たったといった事は意外に多いものです。
以前、ハンドメイドルアーで有名なTOMさんと話をしていた時にも同じような話題になったことがありました。TOMさんのHPにも書かれていました。

事故を防ぐのは各自注意することが一番ですが、万が一針が刺さってしまうような事態になっても被害(怪我)をより軽くするのは非常に簡単なことです。
 ・帽子を被る(頭の怪我を防ぐ)
 ・サングラスを掛ける(目の怪我を防ぐ)
 ・自分以外の釣り人の動きを注意する
 ・バーブレスにする
たったこれだけでずいぶんとリスクは軽減されるはずです。

以前、同僚が「釣りを始めたい」ということで、管理釣り場まで一緒に出かけたことがありました。1回目はちゃんと帽子とサングラスを着用していたのですが、2回目には両方共持参していなかったのです。普段、メガネを掛けていない人ですし、帽子も普段被らない。こればっかりは痛い目にあわないと、理解してもらえないのかなぁ?と思っていたのですが、痛い目にあっては遅いのです。

違う確度で説明するのは実に簡単でした。
・バーブレス
「数を釣りたいのなら、釣った後に少しでも早く次の魚を狙わないとダメだよね?だったら、少しでも針が外しやすい様にバーブレスがいいんじゃないの?」というものです。とどめに「ここの釣り場のルールで看板にも書いてあるようにバーブレスじゃないとダメなのよ・・・」
・帽子,サングラス
「魚が見えれば次を狙いやすいでしょ?魚がルアー(毛鉤)を加える瞬間が見えると面白いでしょ?ほら、周りを見てみなよ。上手い人はみんな帽子とサングラスでしょ?」

要は「怪我を予防するために・・・」と説明しても実感が湧かないのでしょう。だったらイメージが湧くように説明の切り口を変えてみたのです。効果・・・ありましたよ!

私は管理釣り場に限らず、夜釣りで一人ヘチ釣りをしている時でも帽子は欠かせません。サングラスこそかけませんが、メガネですから(笑)ついでにヘチ釣りでも大抵カエシは潰してバーブレス状態ですよ!虫餌なのでスズキさん一家には飲み込まれやすいのですが、カエシがなければ外しやすいですし、魚へのダメージを少しでも小さくすることができますから。
また、昼間の釣りの場合、水の中が見える,浮子が見えるというのは釣果に大きくつながることも事実です。その上で怪我も予防できれば一石二鳥ではないですか!

もし、このBlogを読んでいる方で、帽子とサングラスをしていないという方は是非とも前向きに検討して下さい。
あなたに他人の針が服ではなく、目に刺さったことを想像してみて下さい。いくら注意していても、自分以外の人までは常に意識して避けるなんてできません。それでも「大丈夫!」と言い切れますか?