トルコと言う国
今日のニュースで、イランイラク戦争の際、現地に取り残された日本人の救出に向かったトルコ航空のパイロットの方が亡くなったという事を知りました。
この戦争の時に、日本が救出に行けなかった事。トルコが日本人の救出に向かってくれた事。トルコは100年ほど前に起きた日本沿岸での水難事故で、救助に当たってくれた日本に感謝をしている事は知っていました。
ニュースを読んだことで興味を持ち、検索をしてみたらこちらのサイトにたどり着きました。
このサイトを拝見して驚いたのは、当時の現地にいた日本人は300人ほど。それに対して、トルコの方は6000人も居たのに、救援機は脱出を希望する全ての日本人を乗せ、空いた席にトルコの人を乗せたというのです。
更に、トルコの方からは日本人を優先するのは当然だと思われていたそうです。
これは凄い。
自国民を優先するのは当たり前というのが一般的でしょう。なのに、100年前の事を覚えていてくださり、日本人を優先して救出して下さったという事は本当に凄い。
先日のアルジェリアでのテロの時も、身の危険をかえりみず日本人の脱出に協力して下さった方が居ると聞きました。
ダカールラリーでも、大クラッシュをしてしまい怪我をした日本人エントラントを、現地の村人が総出で救助して下さったという話もあります。その村には日本から贈られた漁船があり、日本に感謝しているので日の丸をつけた人が困ってるのならば助けるのが当然と思って頂いたとか。
よく、「日本人は甘い。グローバル化の波では残っていけない」という論調を耳にします。私もその一面はあると思うのですが、それが全てなのでしょうか?
見返りを期待する事無く、困っている人には手を差し伸べる。自分たちの利益の為だけではなく、現地の人の利益をまず考える。これは昔から日本人(というより、これが本来の人間だと思う)が自然に行ってきた事であり、当たり前としてきた事だとも思います。上記の例だけではなく、日本が好きな国民が多い国は台湾以外にも多くあるそうです。それらの国の人が口にするのは日本人の精神性なのだそうです。
東日本大震災のあと、整然としている日本人に多くの海外の方が共感したという話も多いですよね。
もっと、日本人は特異と言われるかもしれませんが、自己犠牲の精神を忘れる事に無く過ごしていけば良いのだと思うのです。
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