写真展で最高賞に決定した後、取り消しとなることがあったそうです。
詳細はWeb東奥もしくはYahoo!のWeb東奥ヘッドライン参照してください。

これは今年の夏に青物県の黒石市で行われた黒石よされを対象とした黒石よされ写真コンテストで、いったんは最高賞に内定した写真が、その後一転して内定取り消しとなったそうです。

その理由は、最高賞に内定した写真に、後日自殺した女子生徒が写っていた為だとか。

撮影した方は8月15日に撮影し女子生徒は25日に亡くなったそうですが、撮影した方と女子生徒の面識はなく、応募も亡くなる前だったという事です。
つまり、撮影された方は撮影した時も、応募の時も女子生徒が亡くなることは全く知らなかったことになります。
また、賞を決めるお祭りの実行委員会も10月11日に内定し、被写体となった踊り手の女子生徒が所属する団体へ連絡して、初めて亡くなられた事を知ったそうです。それでも、写真としての出来が良いと思われたのか、撮影者と女子生徒の遺族に事情の説明と授賞や写真の公表について確認を取ったところ、快諾を得ていたと言います。

しかし、その後実行委員会や審査員が再協議の結果、内定辞退を要請し承諾を得たと言います。コンテストの責任者や大会の名誉会長である市長が懸念を示したとも言われています。
再協議の理由としては、「亡くなられた方の写真を公表する事で起きる憶測を懸念した」とあります。

勿論、亡くなられた方が写っている写真を公表する事によって色々な憶測は起きるでしょう。
その事を心配したという理由も理解はできます。
しかし、撮影者だけではなく、遺族からも快諾を得ていたというのであれば、話は違うと思うのです。たぶん、お祭りの写真として純粋に素晴らしい出来だったと考えられますし、そこには亡くなることを予感させる表情等はなかったとも思えます。
それ故に遺族も授賞や公表を承諾したのでしょう。
であるならば、一番センシティブであるはずの遺族が承諾したのであれば、公表しても良かったのでは?と思うのです。

そうは言っても、この写真が公表されれば必ず必要以上なクレームは入るでしょう。遺族が承諾していたとしても。