仕事で埼玉まで行ったのですが、帰りに甲州街道を走ってきてコンビニに寄るため脇道にそれたところでの1枚。

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昨日、小型機が墜落して死傷者がでてしまった現場のそばでした。
夕方や夜のニュースの為の取材なのでしょうか、中継車や記者が乗ってきたと思われるタクシーやハイヤーで路肩が埋まっていまいた。

さて、航空機である以上、何らかのトラブルが起きれば墜落する可能性は高いと言わざる得ません。これは、小型機であろうが旅客機であろうが軍用機であろうが一緒です。
勿論、この世の中で事故による墜落を喜ぶ人がいるとは思いません(戦闘中の「撃墜」は意味が違いますので)。
この事故がなぜ起きたのか?今後は事故のリスクを減らすためにどの様にしなければならないのか?については真摯な解明とフィードバックが行われる事を強く望みます。


話はそれますが、この事故の報道の際に「住宅地の真ん中に飛行場があって危険」というコメントがありました。確かに現在は住宅地の真ん中にありますから、事故が起きた場合に甚大な被害がでる可能性は高いのは間違いありません。家の中に居て突然航空機が墜落してきたら逃げられないですから。
とは言え、なかには短絡的に「住宅地の真ん中で危険だから飛行場は移転しろ」という論調もあるようです。これは多くの民間機飛行場,自衛隊&米軍基地などの周辺でもありますね。

調布飛行場ですが、開設は昭和16年です。この直後の航空写真が掲載されていましたので紹介します。
写真は「陸軍第244戦隊 調布の空の勇士たち」に掲載されているものです

そう、この頃は住宅地がありません。一部移転となった病院等はあったそうですが、住宅地が建ち始まる以前の事の様です。
勿論、住宅地の中にある飛行場ですから、事故だけではなく騒音等について考えても移転なり住宅地ともっと緩衝地帯を設ける(今となっては不可能ですが)ができる事が望ましいのは間違いありませんし、私もそう思ういます。
とは言え、中には「先に飛行場があり、あとから隣接地に住宅が建っていった」という経緯を理解しているのかなぁ?と思う発言も見受けられました。

調布飛行場に限らず、米軍や自衛隊の航空基地についても同様で、基地ができる前とかジェット機が就役する以前から住んでいるという住民の方はそのご苦労を理解できるのですが、頭上をバンバンとジェット戦闘機が飛んでいる事を知っていながら自らの意思で引っ越してこられて「騒音や事故の危険があるから基地を移転しろ」という方々と以前度々お会いする事があり、ちょっと違和感を感じていました(以前、某基地のそばに勤務していて、私の受け持ちエリアがその基地の周辺だったもので)。

当たり前の事ですが、今回の事故で巻き添えとなった方に「自己責任」等と言って非難するものではありません。
私が違和感を強く感じるのは、今回の様な事故を引き合いに出して自らの政治的思想といった事を正当化する理由とする人達です。飛行場や基地の地元に住んでいて、苦労等があっての政治的信条なら納得できますが、まったく被害のない地域に住んでいて別の観点からの主張を補強する材料に利用するのはな・・・と思います。


話は大きくそれましたが、先にも書きました通り事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、今後同様のリスクを減らすにはどうしたら良いのか?のフィードバックが行われる事を強く望みます。