今日で新潟県を襲った中越地震から9年だそうです。

このBlogではたびたび書いていますが、母方の親戚はまさに被害の大きかった小千谷市で蕎麦屋を営んでいます。
上越新幹線が脱線したり、がけ崩れで車が埋まってしまった現場のそばが母親の実家で、叔父,叔母だけではなく、祖母や従妹も小千谷市に住んでいますから、親戚ほぼすべてが被災者になってしまいました。

幸いにも大きな怪我や住居が全半壊することもなく済みましたが、震災の後しばらくは音信不通でしたのでとても気になったことを覚えています。

たまたまなのですが、シェルパを購入したのがこの時です。
そもそもは渓流釣りに行きたいという理由でのオフ車でしたが、道路が寸断され連絡が取れない親戚の安否を確認するには自ら現地に行かなくてはならない状態でした。地震の前に契約はしていたのですが、納車は11月になってから。そして初心者が走っていける様になるまで復旧するには時間がかかりましたので、この時は小千谷市までは行っていません。

シェルパがやってきてからしばらくの間は林道やダートを走ったりトライアルの真似事をしたり、テントを積んで出かけていたのを覚えている方がいらっしゃるかもしれません。もちろん面白いからなのですけれど、根本には災害時にどうやって足を確保するか?がありました。その練習でもあったのです。