日本のFMXを盛り立て、けん引してきた佐藤英吾選手が練習中にクラッシュをし、病院に運ばれたのですが手当のかいもなく亡くなったという情報がありました。

何度も書いていますが、私がバイクに興味を持って乗るきっかけになったのは2004年のMultiplexです。
目の前をカッ飛んでいくMOTO1選手,トリッキーな動きのAsphalt Dancerの皆さん、そして佐藤さんを中心に結成されたMX-Vilus(当時はMX-Virusではなくて、MX-Vilusだった)のトリックに感動したのが理由です。
その年のMultiplexはM・メッツガーが日本にやってきて、目の前でバックフリップをメイクした年。観客の度肝を抜き、「本場はスゲー!」と唸りましたが、次の年にはビタビタのバックフリップをメイクしてくれました。

その後も、お台場で飛ぶと聞けばチケットを取って何度も観に行きました。
深夜にライブ配信されるX-Fighetrsは眠い目をこすりながら「Eigo Sato」のパフォーマンスを楽しみにしていました。
日本人らしい正確なトリックは見るたびに唸りました。

でも、もう観れないみたいです。

オジサンが会場でそばをウロウロしていると、気さくに話しかけてくれたり。
そのくせ、X-Fightersでは日本人(というより東洋人)でただ1人飛んで、観客にその実力を見せつけ称賛される凄さもあったし。
素直に応援できるライダーだったのにな。

X-Figheters大阪が近いというこの時期に・・・運命とはなんと理不尽なのかな。

やっぱり、もう会えないのですね。もう観れないんだ。

今まで、多くのライダーやドライバーがクラッシュで怪我をしたり亡くなったりしても動揺しなかったけれど、今日は本当に動揺した。

さようなら、Eigo Sato。

感動と笑顔をありがとう。じゃあね。

[youtube]http://youtu.be/TqlBMTDBqgw?t=17s[/youtube]