「督促OL 修行日記」
以前、Blogの方を紹介させていただきましたが、J-CASTで連載されている「債権回収OLのトホホな日常」が書籍化されるそうです!!
これは素晴らしい。お時間のある方は是非とも読んでいただきたいです。軽いタッチで書かれていますが、人間修行の一環を教えてくれます!!
私自身が身から出たサビで債権回収OLさんにお手数をかけさせてしまっていた(いる)のですけれど、このコラムには本当に救われましたよ。
払いたくても収入が追い付かなくて延滞した時、督促の電話がかかってきます。それはそれは大変憂鬱な事。そりゃ電話にも出たくないですし、出ても早く電話を切りたいですからついついぶっきらぼうになってしまいます。
督促OLさんのコラムを読んでいると、電話で怒鳴る延滞者もいるそうで、オペレーターさんも精神的に追い詰められて潰れてしまう事が多々あるそうです。こことか、ここに書かれています。
私はこのコラムを知ってから、オペレーターさんも大変苦労をしているのだな!という事を知りました。仕事ではあるけれど、「債権回収が趣味なんです!」という様な人はまず居ないはず。
私の所にかかってくる電話でも、中には酷いオペレーターさんもいますよ。言葉遣いが人の気持ちを逆なでするような人もいますし、話の内容がトンチンカンな人もいる。でも、とてもシッカリされていて、話していると安心できるオペレーターさんもいます。
とあるカード会社のオペレーターさんなのですが、私の現在の状況を説明したところ、「大変ですね。頑張って下さい!」と言って頂いたオペレーターさんもいました。そりゃ、債権回収がお仕事ですから、入金の約束を取り付けなければならないでしょう。「もう少し待ってください」という私の話を「はい、そうですか」と言う訳にもいかないはずです。たぶん、色々なルールがある中で(N本さんのコラムでも色々なルールとか理不尽さが紹介されています)精一杯返してくれた言葉が「頑張って下さい」だったのだと思います。その一言に電話口で泣きましたよ(^-^)
それからです。オペレーターさんから電話がかかってきたら、出来る限りではありますが丁寧に話をするように心がけたんです。これが何につながるかなんて分かりませんが、お仕事とはいえオペレーターさんに嫌な思いをさせたくないですからね。
そうしたら・・・です。仕事も次々決まりだし、返済の見込みも立ってきました。不思議なものですね!(^-^)
著者のN本さんに「読んでますよ?」とメッセージを送った事があります。驚いた事に、ご本人から返信を頂きました。文面からは若いのにとてもシッカリされた方だという事が伝わってくる方でした。
債権回収がお仕事とはいえ、色眼鏡で見てはいけないのだな!と思わせるコラムと著者さんなのでした(^-^)
余談ですが・・・
「頑張って下さい!」と言って頂いたカード会社さん、昨日完済しました!長期不良債権に移っていた様で、弁護士事務所の方から手紙も来ましたし、オペレーターさんとも何度かお話しましたが、この事務所の方々の対応もとても良い印象でした。全ていっぺんに返済できれば良いのですが、どうしても順番になってしまう時には対応が良い会社さんから返済するのは人の気持ち(笑)
督促OL 修行日記 榎本 まみ 文藝春秋 2012-09-22 |
Discussion ¬