この夏から、ISP(インターネットのプロバイダーさん)で仕事をしています。一応、肩書は技術部のネットワークエンジニアです。ところが、技術の仕事だけしていれば済む訳では無くて、時として加入者のお客様へ電話を掛けたり、直接対応する事もあります。

今日、お客様に電話をかけていました。で、電話が終わってから課長さんに言われたとは「電話で話をするのが上手いですね」との事。

度々書いていますが、実は私はとっても人見知り。良く知らない人とお話をするのがとっても大変です。
でも、その人見知りを上回っているのがサービス精神らしいです。これは、昔勤めていた会社の上司と客先を訪問した時に、私を客先に紹介する際に「とってもサービス精神旺盛なエンジニアです」と言われた事もありました(^-^)

なんでこうなのだろう??と、今日の帰宅する道すがら考えたのですが、思い当たる節が3つありました。

1つ目は、小学生の頃の店番。
昔、家業は写真屋さんでした。あんまり儲かっていなくて、私が小学生になる頃には父親は働きにでていました。店は母親がやっていたのですが、私が小学生になった頃には夕方の家事の時間帯は店番をしていたのです。
最初のうちはお客さんがやってくると、「ちょっとお待ちください」と言って母親を呼んでいたのですが、小学校3年生の頃にはフイルムを現像に持ってくるお客さんや、プリントを受け取りに来たお客さんの相手をしていました。これが原点かな。

2つ目はCATV局に勤務していた頃。
’97?’99年まで神奈川にあるCATV局の技術部に勤務していました。平日は技術の仕事をしていますが、土日と祝日は人員不足だった営業さんの応援で、加入を希望されるお客様を回って契約を取っていました。
その後、インターネットのサービスが始まると、通信技術部は私の他に次長と常務しかいないという歪な構成でしたので、お客さんの家で「インターネットができない!」という問い合わせが委託していたサポート会社から入ると、直接お客さんの家を回ってサポートをするという仕事でした。
訪問してトラブルを解決するのは勿論ですが、インターネットが使えなくてイライラされているお客さんの前で長ければ1時間以上も作業をするのですから、作業をしながらヒアリングをしたり、ネットワークの事をお教えしたり、世間話をしたりと場を持たす事にも注力していましたね。

3つ目はオートバックスのバイト時代。
会社員をやりながら休みの日はオートバックスさんで売り子さんを1年半位やっていました。お給料はノルマせいではなく日給制でしたから、売り上げは直接関係ないのですが、やっぱり来店されたお客さんに気持ち良く買い物をしていただきたいですし、買い物に満足していただきたい。
ついでに売り上げが良ければお店から指名が入る(これは普通は無いそうです。何処のお店に行くかは派遣会社次第でした)ので、知らないお店の社員さんと仕事をするより、馴染みの社員さんと気楽に仕事ができた方が私も助かりますし、馴染みのお客さんができればまた楽しい。
ですので、お客さんと話をしながらその場その場で「何を提案して」,「どうやって買い物をしてもらうか?」をとても勉強しました。おかげで多い時には社員さんがちょっとびっくりする位の売り上げを上げていました(^-^)

これらの経験をして、決まり決まった説明をすることなく、相手の出方を見ながら話を組み立てるという訓練ができたのだと思います。
まぁ、何事も経験。無駄になる経験って本当に少ないですよね(^-^)