先週末でしたっけ?レンタルサーバのファーストサーバさんが落ちました。
なんでも、パッチを当てようとしてスクリプトだかバッチにミスがあり、データを飛ばしてしまったらしいです。ついでに、バックアップも飛ばしたから復旧できないのだとか。

これに対してネットのコメントを見ていると笑える。「これだからクラウドは・・・」とか、「上層部がクラウドと言っているけれど、大丈夫か?」と言ったコメントが多々あります。中には、「自社サーバで勝ち組」ですって(笑)
別にクラウドだから問題がある訳じゃない。人為的にミスなんだから、自社サーバだろうがサーバ屋さんだろうがミスをすれば同じ事です。その確率は大して差は無いし、実際、多くの企業でサーバ管理に精通した管理者が居ないので、サーバ屋さん任せの方がトラブルの確率は減るし、もしトラぶった時でもサーバ屋さんに責任転嫁できる(笑) 外部への委託というのは、管理者の保身策として有効なんですよ(爆)

これ、サーバに限らずネットワーク機器でも同じことが言えていて、盲目的にCiscoの機器を導入する所がいかに多いか!確かに、Ciscoさんの機器は良く出来ていますよ。でもね、Switchの口が足らなくなって新たに5000万円もするスイッチを導入するおバカな管理者がいる事も事実です(さすがにこれは部外者の私も意見して止めた)。中には数万円のSwitchでも十分に用が足りる例も多いですからね(^-^)
10年前程じゃないけれど、サーバはSunでネットワーク機器はCiscoをなぜ買うのか?トラブルがあった時に、管理者が「一番良い物を買っていたのに壊れた」と上層部に言い訳する為ですから(笑)

話が逸れました。単純に、「落ちにくいサーバ」を作って自社運用する事は可能です。その為にはバックアップ機を作ったり、ネットワークの冗長化を図ったりと、結構労力とお金がかかります。専任の管理者も必要ですしね。
その経費を圧縮する為に、サーバ屋さんにお願いする訳でしょ?だったら、「安かろう悪かろう」なんですから、しょうがない。実際、ファストサーバさんの利用料金を見ましたけれど、決して高くは無いし、よくこれで採算が取れるなとも思います。まぁ、こんなもんじゃないですか?(^-^)

あと、共用サーバと専用サーバにクラウドの定義が曖昧なので、混同されている様です。
コスト見合いでいけば、仮想化環境で動くパブリッククラウドサービスが一番良いのではないかと思いますけれどね!