行ってきました!岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内の坂内バイクランドで開催された、坂内2Daysエンデューロ(別名24時間耐久エンデューロ)です。

今回は、ogw-さんのお誘いで、通称「旦那衆チーム」に入れていただきました。

文字通り、24時間走り続けるこのイベント。どうなる事やら・・・

まずはエントリーです。ogw-さんからmixiのコミュを教えていただいて、参加の意思を伝えました。私の知っている人はogw-さん位で、あとはのっしさんと柿青さんがエントリーしたのですが・・・
まずのっしさん。仕事の都合でキャンセルとなりました。ついで柿青さんは先日の林道ツーリングで怪我をしている為、キャンセル。チーム全体を見ても、20名位のライダーを予定していたのですが、前日の段階で14名で走る事になりました。

人見知りなLevicoは、ogw-さんにピッタリと行動を共にする作戦です(^-^)
まずは金曜日。ogw-さん,果樹ゑさんと待ち合わせて、2台のステップワゴンは買い出しを済ませ、東名の集中工事を避けて一路中央道を岐阜目指してひた走ります。2回しか休憩を取らなかったものの・・・遠い。現地には午前5時にやっと到着しました。皆さん集まるまで仮眠をとろうとしますが、あまり寝つけずにウトウトしたところで皆さん集合。起こされます。

まず起きて目に飛び込んできたのは・・・

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女子チームのヒヨコさんな着ぐるみ。朝から気合入っています!(^-^)

そしてそれと同時にogw-さんが何か作業をしています。良く見れば、女子チームが乗るXR200のFフォークを交換しています。

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ついでにFブレーキシステムも交換していましたよ。レース出走前なのですが・・・(笑)

バイクの準備が整ったところで、#28の女子チームには新たな問題が・・・
エンジン始動のキックが出来ない(やった事無い?)人が多数。急遽、キックの練習会になりました。

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この時点ではまだ笑顔です(^-^)

女子チーム、別名「メイドさんチーム」です。なぜなら・・・

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これはスタート直前。実はライダーのもっとメイドさんは多いのだ!!
秘密の写真。メイドさん達の衣裳部屋?チャイナドレスもあったぞ!(^-^)

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表彰式でも評判が良かったのはこれっ!

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「メイド in 日本」な割烹着です。古来から伝わる日本風メイドさんと掛け合わせるセンスはお見事でした。良く見ると、「日本製」というタグも付いていましたよ!(^-^)

第1ライダーの果樹ゑさんは当然メイドさん&バニーちゃんの耳を装着してレースに挑みます!

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しかし、メイドさん達の根性はその程度ではありません。

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プロテクターは身に付けていますが、生足&生腕で走るんですっ!他のレースじゃダメだろうなぁ(笑)

他にもコスプレと言えば、着ぐるみ位は当たり前で・・・

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ギターを背負って・・・勿論、ジーンズですよっ!(^-^)

バイクの方も気合いが入っています。

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仮面ライダー(後ろ足つき)。写真は撮れませんでしたが、ライダーはヘルメットまで完璧な仮面ライダーでした!

クラッチ無し50ccクラス(N50クラス)というのもあるのですが、当然の事ながら・・・

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エンデューロだけどスクーター(当然ブロックタイヤ)も爆走する!その他、改造マシンも沢山いました。

さて、レース本編です。11時半近くになって、ル・マン式スタートで各車コースに飛び出します。
スタートの模様はYoutubeにあります

旦那衆チームは、「まず明るいうちに全員走ろう!」という事になり、まず1人5周と決まりました。
第1ライダーのogw-さん、快調に走っています。

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ogw-さんのタイムから計算すると、第9ライダー(くじ引きで決まった)の私に回ってくるのは夕方ちかくになりそうです。
深Pさんに作ってもらったうどん(美味)等を食べながら、ドキドキワクワクした時間を過ごします。

レースに運営はいたってシンプルで、チェックポイントまで来たら一旦停止し、自分のゼッケンの箱にゴルフボールを入れて行くというものです。

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非常に単純ですが、少ないオフィシャルでレースを運営する方法ですね。たまにチェックポイント渋滞もできていましたが(チェックポイントでは追い越し禁止なのです)。

全体的にノンビリした雰囲気でレースは進みます。既に走った人の感想を聞くと、「とてもグリップする。すべる所なんて無い!」との事。ちょっと期待です。
数時間が経過して、やっと私の順番が回ってきました。装備を身につけて(珍しくフルプロテクターでしたよ)待っていたら、何やらピット作業をする様子。そうなんです。夕暮れが迫ってきたので、昼間用ライトから、夜間用のHID2灯のヘッドライトに交換すると言うのです!
前のライダーが帰ってきて、作業が始まりました。私が手伝っても足手まといになるので大人しく見ていたのですが、「自分が走る為にメカニックが作業をしている!ワークスライダーみたい!」と1人で喜んでいたのもつかの間・・・
我がチームのバイクはTT-Rです。初めて乗るバイク。ブレーキの感覚も、初めて乗るムースの感覚も全然分かりません。頼りになるのは、「凄いグリップする」という走ってきた人の言葉のみです。

私がスタートして20m。最初のターンです。ここで思い知りました。「私にとってはグリップしない!」という事を。そうなんです、慣れている方にとってはグリップするのでしょうが、初心者Levicoには何処へ飛んでいくか分からない路面です。その後、上りに入り山へ上がっていくのですが、握りこぶしより大きい岩がゴロゴロしていて、バイクが滑るは跳ね飛ばされるはの大騒ぎ。レコードラインは石が飛ばされていて走りやすいのですが、ラインをタイヤ1本でも外したらズルズルです。
更に、下りのターンでブレーキングしたら、リアがムニュっとする感じ。そう、初めて乗るムース入りタイヤの感覚にまだ馴染めないのです。そしてHIDが消えました。まだ周囲は明るいのでコースは見えますが、これはピットに入らないといけません。
チェックポイントそばのコース脇に試験屋さん(鉄人さん)がいらっしゃって、「ライトは?」と聞かれましたので、「ライトダメ?!」と叫んでチェックポイントへ。その後、ピットに入って修理を受けます。

ライトが点灯したのを確認して2周目へ突入。HIDの2灯は明るいです!明るい分、他のチームより有利なはずなのですが、Levicoの腕を補うほどではありませんでした(笑)ムースの感覚にも慣れてきて、自分なりに攻めてみます。ヒーハー言いながらですが、良くやった自分!を既に言いたくなる感じです(^-^)
ところが、1周目は恐る恐る侵入した小川に、前走車と同じペースで入ったら全身水浸し。ゴーグルの前が見えません(笑)
途中立ち止まってゴーグルを外しました。

3周目、腕上がりも無く順調に走ります。が、ピットエリアに戻ってきた時にフロントをすくわれて転倒。ここは河原の玉砂利で、私の中でもっとも滑ると感じた場所です。バイクをなかなか起こせず、そばのピットにいた人に手伝ってもらって、ようやくバイクを起こし、再スタートを切りました。

4周目。転倒でハンドルが左に曲がっていますが、気にせず走ります。山の中で、奇跡的に私より遅いトリッカーとKLXを抜きにかかりパスに成功!気分がよくなります(笑)もっとも、一杯抜かれています(爆)
しかし、ハンドルが曲がっているとやっぱり走りにくいので、ピットに戻って修理する事にします。
ピットでホイールを蹴っ飛ばして貰って、ハンドル曲がりは解消。ライトが1灯のみになっていますが、とりあえずOKで再スタートへ。

ところが5周目。緩いのぼりを上っている時にフロントタイヤの飛び石がカツンとあたった瞬間、トラクションが無くなりました。一瞬、ニュートラに入ったか?と思い確認しますが、1速,2速共ダメです。バイクを止めて様子を見ますが、ライトは明るいもののその他は真っ暗。ヘルメットにライトを付けていないので、何も見えません。その時、「そう言えばさっきメイドさんチームがチェーンが外れたと言っていたな!」と思いだし確認すると、チェーンが外れています。一瞬動揺しましたが、なんとかチェーンをスプロケに掛ける事が出来て再スタートできました。バイクで走行中にチェーンが外れたのは初めての経験です。
その後、下りのつづら折りでボテゴケ1回(笑)ヨロヨロとピットに戻り、私の走行は終わりました。

ひとしきり状況を報告して、その後AKIさん等と話が弾み、ご機嫌な私。
しかし、次に順番が回ってくるのが真夜中な事から、ちょっと仮眠をとる事にしたのです。医者から処方されている薬を飲んで、ウトウトしていたのですが、段々具合が悪くなってきました。お腹の調子が悪く、気持ちも悪いです。その結果、その後は走る事が出来ずにレースが終わってしまいました。

仕事の都合もある為、皆さん参加される後夜祭には出席できなかったのですが、本当に楽しいひと時でした。特に、旦那衆チームやメイドさんチーム,近くにピットを構えていたチームの皆さんはSSERのイベントに参加されている方が多い為、多くの方と顔見知りになる事が出来ました。来年、TBIに出場する予定ですが、その時にもきって役に立つと思います。