世間的に、GWです。お出かけの季節です!
私も5/3?7の5日間は特に予定がないので、ちょっとソロの長距離(?)ツーリングにでも出かけてみたい気分です。

今回のテーマはいつも通りではありますが
・下道一気走り(いつもじゃないか!という声は・・・笑)
・往路は1日。復路は数日に分けて帰ってくる。
・今回、キャンプはパス。少しでも荷物は減らしたい。
・使用車はシェルパ。燃費の良さも魅力ですが、一気走りで疲れが出てきた時に車体の軽さは楽です。疲れるまではKLEが有利。疲れてきたらシェルパが有利と考えています。
一番の理由は・・・KLEよりシェルパの方が達成感がありそう・・・かな?(笑)
です。

想定したコースはこの3つです。
A.青森行き
昨年の夏に青森までの一気走りをやってみました。この時は竜飛岬に行きましたので、今度は大間岬を目指します。まさに本州最北端ですね。
その後、東北&北海道ツーリングで回れなかった三内丸山遺跡を見学。北海道ツーリングで出会ったS氏を訪ねて帰ってくるコースです。
川崎から大間岬までだいたい所要時間で20時間程度を見ておけばよさそうです。
B.本州最西端を目指してみる。
やはり今年の課題は下関への一気走りです。最大目標は下関。中目標は広島の大和ミュージアムでもというプラン。
下関ではなく広島から四国に渡り、TBIの人々を探してみる(初日と2日目のスタート地以外は公表されていない)というオプションもあります。
下関を目指すとなると24時間オーバーは覚悟しなくてはなりません。広島なら青森+αです。
C.能登半島を目指してみる
行く機会の少ない能登半島を目指してみるプラン。富山あたりを起点に黒部ダム等というオプションもあり。
これが一番走行距離が少ないプランです。

5/2の段階では、こんな事で頭を悩ませていました。
西を目指すプランでの不安要素は6日の土曜に天気が崩れそうという事。長距離の復路で降られるとリスクが高くなります。よって、実質3日間で帰ってくる事になります。反面、広島までは難しいのですが、宇部まで行けば宿が確保できそうなのが魅力。
青森を目指すパターンでは天気はほぼOK。ただし、青森県内で宿が確保できず。ここが最大のネックでした。
能登半島パターンも前半は宿の確保が困難です。連休後半はなんとかなりそう。

いろいろと情報収集を行いましたが、結局スタートする5/3の時点で宿と天気の両方とも何とかなりそうだったのは西ルートでした。早めにスタートするとラッシュにはまるので、できるだけ遅い時刻のスタートとしたいところ。結局、5/3の16時スタートとし、広島には5/4の午前中に着くはずなので、そこから先に進むかどうかは広島についてから決めることとしました。

R246を下ります。まぁまぁ順調に流れているようです。まずは御殿場で休憩。道の駅でうどんを食べ終えたところでインバータを忘れていた事に気づきました。これがないとバイクから12Vを持ってきても充電などができない・・・御殿場のオートバックスでお買い物です。
インバータではないですが、良い物を見つけて購入しました。
いままでは、シェルパから取り出した12VをGPSの外部電源にするか、携帯やMP3プレーヤーの充電にあてるかのひとつしかできませんでした。今回はお手頃価格でGPSの外部電源とMP3プレーヤー(iPod nano)の充電が両方いっぺんにできるようになりました。便利便利。
DSCN1580.JPG
タンクバッグの中にいろいろと仕込んであります(笑)

もうひとつ、座布団みたいのが付いていますが、これは別途(爆)

御殿場をでてからの静岡県内はいたって快調です。特にR1に付随するバイパスが無料化されているので、かなりのペースで進めます。何も心配なく走っていましたが・・・

愛知県内に入った頃、予想外の事態になりました。思ったより気温が低いのです。天気予報を見ながら衣類はかなり削りましたので、手の打ちようがありません。途中で購入しようにも既に夜も遅い時刻になってきているため、困難。さらにGPSにも問題が起こりました。
基本的には1/25,000の地図データを使っているのですが、私のGPSではメモリ容量の関係で日本全部は収まりません。今回のルートも全部納めることができませんでした。もっとも、1/25,000のデータが無い場所では1/20万のデータがGPSに納められていますので、こちらが利用できます。自分の居場所がだいたい分かれば良いのです。
ところが、なぜか愛知県内に入ったころで1/20万のデータにうまく切り替わりませんでした。自分が走ってきた所は点で表示されますが、周囲の様子が分かりません。また、今回のツーリングでは直前まで行く先が決まっていなかったので地図も持っていませんでした(うろうろするのは中国地方だから、途中で購入するつもり)。そう、自分の居る位置をロストしました(笑)
もちろん、R1をトレースしていますし、地名も信号や住所表示でわかるのですが、距離感や位置関係が定かではありません。一応「名古屋まで**km」といった表示はあるのですが・・・

その上、気温の低下で走り続けるのもちょっと辛くなってきました。寒い。本当に寒いのです。自ずから休憩の回数が増えます。

豊橋から名古屋までの道のりが長かった事。一応名古屋には午前1時に到着しましたので多少の遅れで済んでいますが、これ以上の遅れは広島を目的地にする方が良いと言うことになります。無理に下関を目指しても危ないだけで、事故の確率も上がるでしょう。
名古屋市内のガストに飛び込み、W-ZERO3はBlogでいただいたコメントやメールの対応、携帯では広島近郊で宿の確保に努めます。
ですが、無い。本当にない。心が折れてきました(爆)。次は名古屋で宿を探します。今日はゆっくり寝ても良いかな?と。やっぱり宿が無い。あぁぁぁぁ・・・

留まっていても事態は進展しないので、ひとまずガストを後にし、R1の西進をつづけます。四日市を経由、鈴鹿に入った所で午前5時。400kmちょっとを走ってきた事になります。

ここで決断。

このまま西に進んで広島までたどり着くことはできるでしょう。しかし、休息の場所が確保できなければ復路が危険です。
ここは鈴鹿を中継点と見なして川崎に戻ることとし、24時間(残り11時間)で復路と合わせて約840kmのシミュレーションへ予定を変更することとしました。西は改めてチャレンジすれば良いのです。無理は禁物!
DSCN1579.JPG
えぇぇ、一応鈴鹿サーキットの8番ゲート。後ろに観覧車が写っています。メインゲートで撮れば良かったな(笑)

帰り道は所々渋滞があるものの、暖かく(いや、暑く)なった事もあって快調です。鈴鹿から休憩3回で帰ってきました(笑)

箱根でウロウロしたこともありますが、24時間で一般道を890km走行でした。やっぱり東北よりペースは落ちる見たいですね。青森なら800kmを17時間位でしたから・・・

余談ですが、帰りの休憩中にVFR氏に電話したら「一杯ガソリン使ったでしょ!」と言われたので参考資料。珍しくスタンドのレシートにトリップの距離を控えて持って帰ってきたからねぇ。

満タンで出発!
・1回目の給油は往路の浜松市内にて。253kmを走って7.43リッターでした。34km/l位。
・2回目は早めで同じく往路の四日市市内にて。165kmを走って4.56リッターでしたので36.2km/l
・3回目は少し引っ張りました。復路の静岡市内にて。293kmを走って7.7リッターでした。38.1km/l。
・4回目は帰宅時。173kmで5.01リッター。R246で回したからね(笑)の34.5km/l。
総走行距離が884km。使用ガソリンが24.7リッターで、平均燃費が35.8km/l。日々メンテ嫌いな持ち主に酷使され、2万2千kmのシェルパとすればそう悪くないですね!(笑)
どこかの800ccもあるツアラーが一回で給油しそうなガソリンでも、シェルパなら広島の厳島神社(宮島ね)まで行けるぜぇ!(爆)
シェルパ乗り(に限らないですが)、燃料計がなく、9リッタータンクで6リッターの時点でリザーブに入るバイクで引っ張るのは計算大会ですよ!今回は予備ガス持って行かなかったから、結構ドキドキ(笑)