Rally GBで起こってしまった事故について、至る所で触れられてはいるもののやはり死亡事故という事もあって詳細が分かりませんでした。

今日の帰宅時に本屋に寄ってWRCの速報誌を見たところ、事故現場の写真が小さくですが掲載されていました。後半がきつくなる左の高速コーナーでイン側の立木に右側面から衝突していました。巻き込んで当たってしまったという感じです。写真はドライバー側(左側面)から撮られたものでしたが、こちらは思ったよりダメージはなく、きれいです。ただ、奥に見えるコ・ドラの席は原形をとどめない位につぶれている感じでした。

WRCでの死亡事故は1993年9月に起きた例が最後(この時もコ・ドラが亡くなっているそうです)という事ですから、12年間死亡事故が発生していなかったことになります(ただし、クラッシュに巻き込まれた観客が亡くなった例はその間にもあったはずです)。
他のカテゴリーでも死亡事故は減っているはずですが、マーシャルがシッカリと管理できてエスケープゾーンが確保できるクローズドコースでの競技とは異なり(NASCAR等のオーバル競技は除きます。やはりエスケープゾーンがないNASCARではD・アーンハートをはじめ、死亡事故があります)、クラッシュ,転倒,転落が頻繁に発生し、必ずしもすぐそばにマーシャルが待機しているとは限らないラリーという競技で死亡事故がなかったという事はラリー界全体で努力してきたあらわれでしょう。 それでも発生してしまった事故です。

オーガナイザーやチーム,エントラントといった直接携わる人々以外の我々でもやはり関心を持ち続ける事は決してマイナスではないと思います。

先日も書きましたが、亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、WRCジャパンが無事に開催、そして終了することを切に祈ります。