北海道ツーリングで気が付いた事や便利な装備など・・・

・転倒防止の板
夏場の熱気で柔らかくなったアスファルトにスタンドがめり込んでしまい転倒。意外と多いようです。 特にKLEはスタンドがめり込みやすくて、持って行ったアルミ板が重宝しました。

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ただ、鉄板なりアルミ板には紐をつけて置いた方が良いようです。 なぜなら、停車時には路面にアルミ板をポンッと置いて、そこに停車すれば良いのですが、発進時には予めスタンドの下からアルミ板を回収しなくてはなりません。回収後にバイクに跨った頃には・・・既にスタンドがアスファルトにめり込んでいます(笑) 紐を付けておけば、バイクに跨った状態からでもアルミ板が回収できます。
※中にはスタンドの先端に鉄板を溶接している人もいるようです。 ちなみに、北海道のアスファルトは成分が違うのか柔らかい様です。気温20度で雨という路面が冷えている状態でもいとも簡単にスタンドがめり込みます。関東に戻ってきてからも試しましたが、車体&荷物は同じ状態で、気温30度で熱くなっているアスファルトでも北海道ほどはめり込みませんでした。
※北海道のライダースポットは至る所でスタンドによって路面に穴があいています(笑)

・電源の確保
シェルパとKLEは車体から12Vの電源を取り出せるようにしています。
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これでGPSへの電源供給や、DC-ACインバータを利用して携帯などへの充電が走行中に出来ます。 キャンプ主体のツーリングでは電源の確保は苦労するポイントの様です。 ※ただ、雨対策は要検討です。特にDC-ACインバータで100Vを作っている時には容易にショートしますので。

・ヘルメットのシールド等
確実に日中しか走行しない場合は良いのですが、早朝や夕暮れ時も走りそうな場合にはスモークではなくクリアのシールドの方が圧倒的に視界が良いです。いや、当たり前な話なのですが・・・
北海道に限ったことではないのですが、市街地を外れると街灯がありません。本当に暗いです。ちなみに、東北道も暗いです(笑) 普段はスモークシールドを愛用していますが、北海道仕様という事で、クリアシールドにしていきました。
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・走行速度
北海道の一般道は大半の制限速度が60km/hです。速いことは速いのですが、郊外から市街地に入る所(大抵制限速度が低くなる)や、市街地から郊外へ抜ける所では至る所で速度取り締まりをやっています。 私も関東ならば比較的容易にレーダーなり光電管を見つけることができるのですが、北海道では測定係がだいぶ奥に隠れている(?)事が多く、気が付きにくいです。
それと、本当に多いのがレーダー付きのパトカー。パトカーの前後どちらでも測定できるという情報があったのですが、確かに車両の前後両方とも電波が通過できるように樹脂製の窓になっていました。
KLE500のメーター読みで70km/h(GPSの実測で65km/h前後。大抵のメーターはプラス誤差になるようです)で走る事や、集団の先頭にはたたずに地元ナンバーの車の後ろにつく事を徹底しました。 ただ、気をつけないと「地元ナンバーのレンタカー(道外の人がほとんど)」や、道内でも異なる地区の人もいますので要注意。 ライダーの中にはレーダー探知機を付けている人もチラホラと見られました(GPS内蔵の探知機がお勧め。頻繁に取り締まりをやる場所なら光電管でも対応できます)
※買ってあったけど持って行かずに・・・あぁ。 なお、動物の飛び出しも多いようです。実際にキタキツネの飛び出しによって転倒したライダーと会いました。動物対策でも遅めの走行がよいようです。

・着る物
当初は関東仕様のメッシュジャケット(防風インナー付き)にTシャツでしたが、途中からトレーナーを着込んだり、ウインドブレーカー代わりにカッパを着る位、寒いです。道南はまだまだ暖かいですが、道北や道東は冷えます。キャンプ装備も同様です。青森からやってきた同宿の人は「寒い」を連発していました。
※私は結構着込んでいたのと、3シーズン用でかつ暖かめなシュラフのおかげでそれほどでもなく済みました。

・手を振るタイミング
すれ違うライダー&チャリダーに手を振りましょう!(笑)地元の人との見分け方は簡単です。北海ダーは荷物満載の過積載が多いですから、かなり離れていても見分けられます! 手を振ってくれる確立が高く、派手なのはオフ車乗りが多いようです。アメリカンやハーレーの人は手を振る率が下がるようです(笑) 慣れてきたら派手なアクションも良いです。雑誌の記事では「仮面ライダーの変身ポーズ」の人もいるようです!

・ツーリングの計画
中には500〜600km/日を走る人もいるようですが、私の実感では300〜400km/日位が1日の走行距離として目安になるのでは??
だいたいアベレージで40〜45km/hは確保できますが、観光や見物をするならもっと少ない走行時間になります。
※キャンプ場で「今日、250kmも走るかと思うと・・・」という人もいましたが、それくらいは楽に走れるぞ!(笑)
意外に目的地までたどり着けないことも多いようですから、あまり細かい計画ではなく、臨機応変な対応も必要かと。特に、宿泊で宿の予約を入れていると・・・凹みます。わたしは携帯のサイトを活用し、その場その場で予約を入れました。
また、有名スポットを満喫したいのであれば、1エリアに2,3日はゆうにかかります。大まかに道南,道央,道北,道東と4つのエリアに分かれますが、全て回るのであればだいたい2週間くらいかかると思います。
※いろいろな人に話を聞きましたが、10〜14日位かける人が多いです。足かけ4日間道内にいた私でも、道東はまわりきれませんでしたので。

・キャンプ場
道内のキャンプ場は費用も安く、設備も充実していて、綺麗な場所が多いようです。何カ所かキャンプ場を見ましたが、無料から¥500/泊位で宿泊できます。 キャンプ道具を持っている方にはお勧めです。

・ガソリン
どうしても旗が欲しい場合にはホクレンを探しますが(笑)、道南ではそれほどホクレンのスタンドは多くないようです。旗と一緒にスタンプラリー用のパンフレット(?)が貰えますが、この裏面にはホクレンのスタンド一覧が載っています。よく位置を確認して給油ポイントを決めましょう(笑)
また、「安い」と看板を出しているスタンドでは会員価格とその場の価格で1リッターあたり¥10以上違うこともあるようです。これほどの違いは、神奈川近郊では見られません。 私が長万部で現金会員カード(カード作成も¥100かかるのだが)を作ったモダ石油さんは「カード作らないと高い。カードを作るにもお金かかるの?」と思いましたが、旭川を中心にこのモダ石油のスタンドは多くあり、結局は安く給油できる事が何度かありました。カードを作っておいて良かったですね。

・ライダー
キャンプ場や道の駅では北海ダーが沢山居ます。皆さん気さくに話が出来ます。 何でも良いので話題があれば、積極的に話しかけて情報交換が吉(「ソフトクリームが溶けやすいですねぇ」とか、「どこからですか?」等)。特に反対方向から走ってきたライダーからはこの先の取り締まり情報が聞けます(笑) ざっと書くとこんな感じですが、何か思い出したら追記します。