3月3日の読売新聞によると今回募集したパブリックコメントには約10万件の意見投稿があったそうです(読売新聞の記事)。

また、先日CSのニュース番組では特定外来生物問題でも主にブラックバスに焦点をあてて、約30分にわたり解説していました。
この番組を見たのですが通常のマスコミ論調とは若干異なり、ブラックバスは他の生物に悪影響があるので駆除賛成派の意見と河口湖漁協の様に賛成派の意見の両方を紹介していました。

  • 特定外来生物の指定を受けた場合でも釣りやリリースは可能
  • 繁殖や移植は禁止される ・駆除は優先順位をつけて水域毎に行われるのでバス釣りがすぐに出来なくなるわけではない
  • 漁業権を得ている4湖では個体数の維持,増加が義務づけられているのにこの法律では禁止され矛盾する

といった内容です。比較的、公平に扱っているとは思いました(ただ、基本論調は「科学的にも有害である事がほぼハッキリしている」というものですが)。
ただ、残念なのが番組の途中に度々流されるバスの映像なのですが、水槽の中で小魚を補食しているシーンを繰り返し使っていました。 確かにバスは肉食魚ですので間違えてはいないのですが・・・こういったシーンはイメージに残りますので「やっぱり小魚の減少はブラックバスである」という印象を受けるものでした。

なお、東京海洋大学教授であり環境省特定外来生物諮問委員の水口憲哉氏による魔魚狩り(ISBN4-939003-12-4)という本が売れているようです。
機会を見て。私も読んでみようと思います。