ずいぶん前に「我流!夜釣りのヘチ」等という戯言を書きました。今回は懲りもせずちょっと続きです。

よく、黒鯛関係の本やサイトを見ていると「黒鯛は居食いをする」と書かれています。落ちてきた餌をパクッと食べるのですが、そのまま動かないのでアタリがでにくいとか。その点、スズキさん達はアタリが明確とも紹介されています。
シーバス(そう、ルアー屋さんが狙う場合はシーバスですな)では有名なSEABASS LIVEでも解説されているように、餌を咥えた後に反転する(俗に言う「反転食い」)ならば手元に明確なアタリが伝わってきます。
私の少ない経験からなのですが、ルアーのように魚のイミテーションであればスズキも「頑張って食べる、そして口にした餌は逃がさない!」ので明確なアタリの出る反転食いは起きやすいと思うのですが、落とし込みの場合には意外に反転食いではなく居食いに近い捕食形態をとるように思います。
この居食いに近い捕食形態は魚体のサイズが大きくなればなるほど頻度が増すように感じています。また、同じ岸壁でも停泊船などの無いオープンウォーターの状態より、停泊船の下に潜り込んでいる魚は居食いが多いようなのです。

私は夜釣りでも川崎の工業地帯が主戦場ですから、多少の明かりはあります。そして、白い道糸を使っていますので夜釣りでも割合糸ふけは見やすくなるようにしています。この「糸ふけ」と「手に伝わるアタリ」や「穂先に出るアタリ」を見ていると、ミニセイゴ達は「グンッ!」とか「ココンッ」と引き込むアタリが多いのですが、フッコも大きくなってくると糸ふけだけがでるアタリに変わることが多いです。手元に伝わるアタリでも「ゴンッ」とか「グンッ」というアタリはフッコまで、フッコ以上になるとかすかに「カチッ(私の感覚では「コツッ」よりも小さい「カチッ」という感じ)」というアタリが多いのです。このアタリが手元にきたら「しめた!」とばかりにソーッと聞いてみて、穂先に重みを感じたら一気に電撃アワセ(笑)でハッピーな時間の始まりです!(爆)

まだまだ黒鯛を釣った経験が少ないので比較はムズカシイのですが、居食い(に近いアタリなら)は黒鯛の専売特許ではなく、他の魚種でもあるのではないでしょうか?