Levicoの奴は頭が悪いので、「大人の立ち回り」っていう奴ができません。
詳しくはそのうち書きますけれど、火曜日の朝に何気なく行った入金の確認から今回の一件は始まります。
ある所から委託されている仕事があるのですが、常々不満に思っている事があり、今回のその入金に納得がいかなかったので反抗してみました。途中、今どきのコンパクトカーが新車で1台買えるくらいの業務委託料を放棄して仕事を降りると宣言したのです。
今の私にとっては、決して小さくない金額です。だって、年収の1/4を超える位なのですから。
たぶん、普通の大人の人は上手く立ち回って収拾をつけるのでしょうけれど、何しろ私は頭が悪い(笑)
40をとっくに過ぎているのに、勝負をする時は安定的な生活とか関係なく仕掛けます。
運良く?というか、この2年近くかけてやってきた細々とした事が、色々な面で私にとって有利に働きました。

ITって、それもITのサービス的な仕事は、金銭の多い少ないだけじゃやってられないです。どこか相手の考えや行動の中で「粋」に感じる部分が無いと、モチベーションが維持できません。
結局、今回の1件は委託元の取締役(昔から嫌い)ではなく、最後は社長と意見交換をしました。社長の言動に粋な部分(心意気)を感じたので、今回は継続する事にしましたが・・・


ちょっと話の流れは違うのですが・・・
以前勤めていた会社で、自社開発のネットワーク機器を売っていた事があります。まぁ、私は技術ですから、開発の段階から営業にサポートまで一通り担当していました。
ある時、反Levico派(?)の二人が部長に私に対してのクレームを付けたようです。で、部長から「ではLevico組と反Levico組でチーム分けをして、どちらが結果を出すかやってみよう」という事になりました。

向こうは課長クラスが2名。私も当時課長クラスでしたが1名です。
ここに、営業のアシスタントとして若い衆を1名ずつつける事になりました。1人は元銀行員で優秀。もう1人は元AVライターで勢いだけ(笑) 手持ちのコマとしては元銀行員が欲しい所ですが、私は元AVライターを選びました。
今度はアシスタントのお姉ちゃん。1人は何処となく清楚な感じ(内面は違うけど・笑)の娘。もう1人は元ヤン風な娘。当然私は元ヤン風を選びます(^-^)

このネットワーク機器の販売が主たる目的なのですが、派生として設置工事も取れる案件があります。向こうは工事も含めて見込み数字を積み立てていきます。うちの元AVライター君は「工事も担当しないと、この会社からの受注は取れません!」と訴えてくることがありました。当然私は機器販売だけの数字を取り、工事の部分は先方のチームに渡します。敵に塩を送るってこういう事ですか?(笑)
どう考えても、普通に考えればこちらが不利です。何と言っても数字の競争をしていて、金額が跳ね上がる施工をやらないのですから(笑)

私にはポリシーがありました。私の会社は機器メーカー。施工を受注する事があっても、それは機器のフィールドデータを取るための場所であり、そこに数字の依存をしてはいけない。あくまでも機器メーカーとしての本分を貫く事です。
また、向こうのチームの主戦場はマンションなどに設備を導入する会社ですが、私はテスト段階から付き合って頂いている大手光キャリア系のルートがありました。なんといってもキャリア系ですから、なかなか安定納入は難しいのですが、ベンチャーにとってそのインパクトは絶大です。

両チームの競争が始まって1ヶ月程で部長の裁定で競争は終わってしまったのですが、私には「まだまだイケる」という感じでしたね。後になって部長から聞いたのは「向こうのチームは(Levicoを)怖がっていた。不利な条件をわざわざ選んで勝負を挑んでくるのだから」だとか(笑)


こういうのは「ロック魂」っていうのかしら?(笑)