それはかかってきた一本の電話のお話です。

「明日、暇だよねぇ」
確かに暇。3連休だけど、土曜日は空いているのだ。
「明日、来ない?」
んん!?相手は人妻。一般的にはドキドキするシチュエーションだろうが、そこは旧知の仲。なにかあるに違いない。
「写真を撮りに来ない?」
写真?これは予想外だ。Levicoに写真とは・・・
「明日、写真を撮りに来てよ・・・」

話を聞いてみれば要するにこういう事だ。
明日は子供の運動会。上の娘さんが参加するが、下の息子さんは熱をだしていて欠席の予定。旦那は息子の看病で自宅待機。で、嫁さんは幼稚園の理事をやっていて運動会の進行に携わらなくてはならない。その為、カメラマンが居ないので臨時カメラマンとしてやってこないか?という話だ。
別にカメラマンとして運動会へ行くのはよい。昨今、盗撮カメラマンが暗躍しているので、それと間違われなければ良い。

ただ、ここで最大の問題がある。100数十人(そのうち女の子は100人位いるそうだ)の中から、目的となる1人の女の子をちゃんと識別して写真を撮影出来るかだ。これは難しい問題ともいえるかもしれない。

この事を伝えると、「じゃあいーや!」との事。
うーん、役に立たない知り合いなのかしらん?