今日の読売新聞紙面で知りました。

2010年の1月にハイチ共和国を襲った地震では、20万人とも30万人とも言われる方が亡くなったそうです。
国連安全保障理事会の支援決定を受けて、陸上自衛隊は翌月から延べ1900名もの隊員と技官を派遣し、復旧にあたっているそうです。
現在も約300名が展開して活動中。

記事になっていたのは、11台の重機を今年度一杯で撤収する際に、現地に置いてくることにしたのだとか。そして、その操縦にあたる人の訓練を5月から何班かに分けて行っているそうです。

この重機ですが銃座が付いていたために「武器」扱いとなり、武器輸出三原則に引っかかる為、当初は持ち帰る予定だったのだそうですけれど、昨年末にこの武器輸出三原則が緩和された事により、置いてこられる事になったそうです。

凄いな!と思ったのは、2010年1月の地震から既に2年半を超えて復興事業に貢献している点。
日本の震災でもそうですが、一時的に国内外から支援部隊は集まるものの、長期間継続して任務にあたる事はそう多くないと思うのです(利権が絡んだ治安部隊は除く)。
些細なことかもしれませんが、ハイチの人にとってこの自衛隊の活動はネガティブな事が少ないはず。

多くの災害を受ける日本は、こういう事で貢献できるという実例かもしれません。
「情けは人の為ならず」ではありませんが、きっと日本の為にもつながると信じています。