ブログソフトの大手であるSix Apartが提供しているLekumo。以前はTypePadという名前でしたね。

以前勤めていた会社がホームページ用としてMovable TypeとLekumo等を使って、いくつかサイトを立ち上げているのですが、そのうちLekumoのサイトのメンテを片手間ですがまだやっています。そこで感じた事は・・・

とにかくLekumoは使い勝手が悪い。

まず、WYSIWYGな環境なのに、エディタで指定できる表現が非常に少なくて、いちいちタグで書かなくちゃならない。元々、Movable Typeもこの点は弱いけれど、プラグインで解決できる点もあったからまだ良かった。その点、Lekumoはプラグインが使えないから、本当に不便。
表組みなどだとタグ書きが面倒なので、別にPC上でエディタを立ち上げてHTMLなコーディングをした後に、Lekumoにコピーする必要がある。でも、まだそれだけならば良いよ。

Lekumoのエディタは勝手にタグを追加したりの削ったりしやがる!

まだ、タグの閉じ忘れを防止するために、タグを書き加えてくれるのは良しとしますけれど、勝手にタグを削除するのは勘弁してほしい。

次はFTPが使えない事。セキュリティ(というか、Six Apartの手間を省く為)の問題だろうけれど、LekumoはFTPが使えない。専用のファイルマネージャーでチマチマとアップロードしなくちゃならない。でも、アップロードだけならまだ許せるけれど、ダウンロードも無ければ、ファイルのコピーや移動もできない!
今メンテをしているサイトはファイルが数百あるのだけれど、気が遠くなるような作業ですよ。
特に、Lekumoの仕様変更で、大量のファイルを修正と移動をしなくちゃならないのに、こんな作業をやってられるかっ!っていう感じです。

最後はキャッシュ。どうもブラウザの挙動を見ていると、Lekumoのサーバの手前にキャッシュが居る。過去にはLekumoのサーバは動いているのに、キャッシュだけ落ちた事があった。その場合は当然サイトを閲覧する事が出来ない。
それに、WYSIWYGな環境だから、ファイルを修正したらすぐに結果を確認したいのに、キャッシュが切れるまで数分かかる。この間は、元のファイルの修正が終わっているのに、反映されるまで1時間待ってもダメだったことがあった。
つまり、修正前に一度ブラウジングをしちゃうと、ちょっとした修正ならすぐに作業が終わるのに、その結果を確認できるまで10分以上かかるのが普通。ましてや、さっき書いた通りでLekumoが勝手にタグを追加したり削除したりするもんだから、更新作業の効率が非常に悪くて、30分位の作業に1晩かかる事もザラ。

マジでLekumoは利用しない方が良いです。