森本防衛相が29日朝のフジテレビ「新報道2001」で以下の発言をしたとの事です。

森本防衛相は、29日朝のフジテレビ「新報道2001」に出演し、アメリカ軍の垂直離着陸輸送機「オスプレイ」の配備について、「アメリカの言いなりになってはならない」と述べ、日本政府独自で安全性について確認する姿勢を強調した。

自民党の石破元防衛相は「何のために、これ(オスプレイ)持ってくるのってことは、もっとちゃんと説明しないといかんですよ。『アメリカが配備するって言ってるから、仕方がないです』では、日本国政府の責任を果たしたことにならない」と述べた。

森本防衛相は、「アメリカの言いなりになるということであってもいけない。日本が飛行の安全について責任を持つという姿勢は、国民にきちっと示さないといけない」と述べ、25日に立ち上げた調査チームなどで、安全性の確認を独自に行う姿勢を強調した。

さらに、オスプレイの配備が日本周辺での抑止力の向上につながるとの認識を示したうえで、「飛行の安全性を確保しながら、アメリカ軍に能力向上のためのシステムを根づかせていくかが、これからの課題」と述べた。

また、8月のアメリカ訪問の際に検討されているオスプレイの試乗について、固定翼から回転翼への「転換が行われるときに、どのように安定的に飛行するのかを自分で体験したい」と、強い意欲を示した。
Yahoo! JAPANニュースより引用

との事。

まぁ、こう言う風に言うしかないよなぁ。それに、言っている趣旨は理解できるし。
ただ、「言いなりにならない」とは言っても、それは無理だと思うな。それだけの力が日本にあるとは思えない。
これは民主党政権だからではなくて、自民党政権でも同じ事。過去には「日本は不沈空母です」と言っちゃった人も自民党にはいるからね(^-^)

それにしても石破元防衛相も辛い立場よね。石破さんは防衛通でオスプレイ配備の賛成派。与党でも反対は居るし、野党ならば反対を叫んでおけばとりあえず支持者は納得する人も多いでしょう。
この番組の要約(前述)ではあまり賛成していない様に取り上げられているけれど、別の機会では・・・

「オスプレイは今までのCH-46のスピード2倍、詰める量3倍、飛べる距離5?6倍と言われている。そうすると、これが入ってくることによって、どれだけこの地域の安全が保たれることか。このあたり(沖縄)は尖閣の問題もあった。北朝鮮の情勢も、どうなるか分からない」

「この地域の平和と安全を守るために、米国は命をかけてやっている。その点で、『今のCH-46の方が事故率が低いから、このまま使えばいい』という発想には、絶対にならない」
上記はJ-CASTニュースより引用

としている。「ここまで事態が複雑になってしまっては、これが解決策だ、という明快なものを私も持ち合わせていません。」ご本人がブログでも書いている様に、アメリカの力と日本の力の問題は簡単ではないのだと思います。

ただ単に有権者の人気取りで反対を叫ぶ議員もいるでしょう。本心から確固として反対している議員は少ないのでは?賛成すればアメリカとの関係は悪くなるしね?。

石破さんが一番本音を言っている様な気がします。